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「貴婦人と一角獣」展@2013年

2013/4/24-2013/7/15国立新美術館(東京)
2013/7/27-2013/10/15国立国際美術館(大阪)
に開催されたフランス国立クリュニー中世美術館所蔵 「貴婦人と一角獣展」の観覧メモ。

「貴婦人と一角獣」展、すごく面白かった。フランス国立クリュニー中世美術館所蔵の6枚の巨大なタペストリ、どれにも貴婦人と一角獣、そして他の動物や植物や色々な意匠が描かれ、それぞれが象徴する物が考察されている。タペストリには「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」「わが唯一の望み」というタイトルがつけられていて、この6つめのタイトルは何かシックススセンスを象徴する物なのか、などと研究者の考察の課程が解説されていたり。文様風になっている細かい花も、殆ど品種が特定出来る写実性を備えている。そして、巨大なタペストリなので、上の方まできちんと見られない、と思ったら、デジタルシアターで6枚のタペストリの同じモチーフを並べて比較するものをずっと流していて、これがよく出来ていて、貴婦人の顔立ちとか服とか、一角獣や獅子のポーズとか、拡大鏡で眺めたようによくわかった。それ以外の展示も、同時代の意匠とか流行とかを伝えてくれる美術品工芸品ばかりで、なんというか、西洋史好きにはたまらない展覧会でした。(2013年6月のメモ)

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