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帯状疱疹の予防接種

(わたしは医療関係者ではないので、あくまでも自分の体験及び自分で調べたり聞いたりした知識を元に書いています。このページに書いてある情報については改めて医療関係者が監修しているサイト等で再確認ください)

今日、シングリックスという、帯状疱疹の予防注射を打ってきた。0.5mlを筋肉注射。医師には「コロナの予防接種より痛いですよ」と脅されたが、脅されて構えていたら、言われたほどではないかな、という印象。副反応として腫れる場合があるようだが、その場合はステロイド軟膏を塗るといいと言われた。

帯状疱疹は、水疱瘡のウイルスが原因で起こる。水疱瘡が治った後も、ウイルスは体内(神経節)に潜伏していて、過労やストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化して、帯状疱疹を発症するらしい。
発症すると、皮膚の症状だけでなく、神経にも炎症を起こし、すごく痛いと聞く。
神経の損傷がひどいと、皮膚の症状が治った後も、痛みが続くことがある(母が、数年前に帯状疱疹になった後遺症で、今でも頭頂部に痛みがあるとのこと)。

今までにも身近な人で帯状疱疹で苦しんだ人の話を聞いていて、最近2人立て続けに知り合いが帯状疱疹になった話を聞いた。一方、医師の友人が帯状疱疹の予防接種があるんだよ、という話をしていたので、予防接種してもいいかな、と思って調べてみた。

昔から、水疱瘡のウィルスを弱毒化したものは予防接種に使われている。子どもを保育園に入れて、仕事しようと決めた時、子どもはまだ水疱瘡にかかっていなかったので、仕事始めた途端かかられて長期休暇とかになるのも嫌だな、と思って、水痘ワクチンを打ってもらった。結果的に子どもは水疱瘡にかかっていないが、一度の接種だと、かかったときに症状が重篤化するのは防げるが、水疱瘡にかかった場合に、集団発生の原因とはなりうるので、二度の接種が推奨されるとのことである。この、水痘の生ワクチンも、帯状疱疹の予防に長らく使われてきたとのことで、水疱瘡にかかったことのある大人が帯状疱疹の予防として打ってきた。

一方、シングリックス(R)は、帯状疱疹を予防するために独自に開発されたワクチンで、サブユニットワクチンという、ウイルス表面タンパクの一部を抗原とした組換えワクチンで、生ワクチンではないとのこと。

帯状疱疹の予防として打つ場合、水痘の生ワクチンは接種は1回で7000-8000円程度、シングリックスは2回×20000円程度(医院により違う)。ちょっと勇気のいる価格だが、予防効果はシングリックスの方が高い。

医院で渡された予診票の説明を読んだが、シングリックスの接種は50歳以上(50歳を過ぎると、幼児期に水疱瘡にかかった際の免疫が切れてくるらしい)。主な副反応は、注射部位の痛み、赤み、腫れ、全身症状としては筋肉痛、倦怠感、疲労感、頭痛の可能性があるとのこと。接種後5分くらい、医院内で安静にして、様子を見て問題なさそうということで放免された。当日は激しい運動はしない、接種部位は清潔に保つ。入浴は可。腫れてきたら、ステロイド軟膏を塗るといいと言われた。

予防接種については、人それぞれ意見があって、打ちたくないと思っている人も一定数いる。新型コロナウィルスのワクチンも打ちたくないと思っている人がいることも理解は出来る。わたし自身は、たとえ罹患しても症状の重篤化を抑えられるのであれば打ちたい、と思い、8月までに接種を完了した。そして、知名度の大変低い、帯状疱疹のワクチンまで接種してもらったが、これは、身内でかなり長期間苦しんだ事例を見ているから、痛かったり苦しかったりしてQOLを下げるよりは、ワクチンでしっかり予防したい、という気持ちが勝ったからである。

2度目の接種は、2ヶ月間隔をあけて打つ。そしてまた20000円が飛んでいく...。でも、これで、帯状疱疹にかからないなら(いや、100%ではないけれど)、わたしにとっては意味のある出費だと思っている。

11月8日に2回目打ってきたのでその備忘。ここ

#帯状疱疹 #予防接種 #水疱瘡 #水痘ワクチン #シングリックス




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