見出し画像

げつようびからにちようび

どうも山ぱんだくんです。ばあちゃんからの電話第一声が「就活がんばってる?」だったので「なんかごめん」と謝ってしまいました。なんかごめん。

さてさて山ぱんだくんと月曜の理屈
第五十七回は「げつようびからにちようび」

第五十七回 げつようびからにちようび

先週の前半にぽてぽてと歩きながら「あー次の更新記事はこれで行こう」とか思った気がするんだけど、一体何を書こうとしたのか思い出せない。
そんなわけなので先週の日記を書きますね。

げつようび
ブンガクフリマ28ヨウの燃え殻さんの小説を読む。なんだか自分の携帯のメモを読んでいるんじゃないかってテンションで読んだ。「わたし」のことがとっても好き。お酒を飲んで、お肉を食べて、話を聞きながら「いいねえ」と「わかる」を繰り返したい。
自分でページをカットして読み進める仕組みに引き出しの肥やしになっていたオリジナルペーパーナイフをウキウキと取り出したら一ページ目がびりびりになったのでもう使わないと誓う。

かようび
エンジニア職の説明会と適性検査。帰りに図書館で本を読んでからバイト先にご飯を食べに行った。就活の予定が入っているとなんだか頑張った気がしてよい。スーツ姿で「ぬわーん、疲れたんもーーー」とバイト先に行ったら板前さんが「これも食え」と次々出してくれるので腹がいっぱいになった。アオサの酢の物、ほっけ焼き、枝豆豆腐、あさりの酒蒸し、味噌汁。出汁のきいたあったかい汁は命にいいんですよ。
図書館で読んだのは「ハッピーバースデー」虐待、いじめ、差別。取り上げられる問題はどれも自分が関係しうることで、都合の良い美しいラストに涙が出た。夢みたいなお話でも、美しい夢はいいものだ。

すいようび
電車が人身事故で止まり、会社説明会に行くのを諦めて家に帰った。なんとでも言ってくれ。振替乗車までは頑張れない。

帰宅して「きのう何食べた?」4話を見た。磯村勇人の姿にショックのあまり立ち直れない。ジルベールになれるじゃん。彼ならジルベールになれるじゃん…なのに、なに、この、おっさん。とりあえず西島さんのテンパるモノローグが最高にキュートだったので、まあ、良しとする。
1R1分34秒を読んだ。これが芥川賞かなるほどね(よく分かってない顔)

もくようび
イベントのお誘いに、「RADWIMPSの地方遠征があるから」と断ったら「気をつけて前前前世してきてねー(絵文字)」と返事が来て全ての力が抜ける。RADWIMPS=君の名は、という人は多いが僕はけっしてそういう人たちを嫌っているのではなく、なんというかその健やかさのようなものが時に眩しくて溶けてしまいそうになる。

目黒シネマで万引き家族を見た。授業に行こうとラボから出てその足で映画館に行ってしまうということは往々にしてある。ひき逃げにあったような作品だった。散らかすだけ散らかしてぶっ壊してどっか行きやがって。ああ、これは、いいよ。この気だるさが、ままならなさが、いい。それを目の前で壊されるから、分かるんだな。守りたくなる。これは金曜更新で詳しく書きたかったんだけど疲れ果ててその元気がなかったのでまた来週書くことにする。

きんようび
面接だった。驚くほど手ごたえがなくてビビる。ただ淡々と聞かれたことに思ったことを答えるだけ。噂では一次面接は一緒に働きたいかどうかをまず見るとか聞くけど、そんなこと言ったら一次面接が僕にとっての最大の難関なんじゃないか。だって僕だったら僕とは働きたくない。

はあ~と無気力に村井の恋の二巻とヒットマンの4巻を買って帰った。どっちもめちゃくちゃに面白いので、読んで欲しい。

どようび
一日ESを書いて過ごす。自分を表すキャッチフレーズとか、知らんがな。ESは作文が一番好きだ。あっちへフラフラこっちへフラフラと書いていたらあっという間に800字で完成である。ところで横書きの作文って英単語は何マスに収めればいいの?

にちようび
ESを郵便局に出して、新聞を読んで、地元のお祭りに行って図書館が出すリサイクル本からどっさり本を持ち帰る。地元で完結した世界というのをこの半年ほど興味深く見てきたし悪くないとも思うけど、やっぱり僕は渋谷のスクランブル交差点の方が落ち着くんだなと思った。ごちゃごちゃしていたいんだ。

#エッセイ #日記 #就活