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Zepp に50000人はいった日

どうもよなかくんです。
ふと思うんですけど、死人から髪の毛抜いてた婆より、生きてる婆から服はぎとった下人のほうがひどくない?そういう話じゃない?

さてさて、よなかくんと月曜の理屈
第九十六回は「zeppに50000人はいった日」
とにかく おれは気づいたら 夏だった!

第九十六回 Zeppに50000人はいった日

Twitterのトレンドにナンバガが入っていて、あわててユーチューブライブをつけた。Omoide in my head。無観客のはずの客席にマスクの男、踊りだした森山未來。ヒートアップするコメント欄。声をあげる代わりにキーボードをたたき、次はどの曲が来るのか息を潜めて待つ。昨日の夜、たしかにあの小さなライブハウスに50000人が入っていた。すごかったな。

コロナの影響でたくさんのイベントが中止になって多くの人が大打撃を受けている。空っぽの横浜アリーナでヒップホップをかましたBad Hop。借金は一億円らしい。ひえ。

それでも空っぽの会場で音を鳴らす彼らが、今まさに音を鳴らしている彼らを画面越しに見ていることが、たくさんの人が離れた場所で同じ光景を一緒に見つめているということが、なんだかひどく感動的だった。

こんな状況で大打撃を受けているエンタメ業界だけど、それでもこんな時にも人の心を助けようとしている。不安な夜にユーチューブライブがある時代に生まれてよかった。

ナンバーガールでおかわり透明少女に沸き立った夜、そんなことを思った。

細やかな雨の音が外でしはじめる。雨の音は苦手だ。布団の中でイヤホンをして、アイフィールプリティを見た。自分は世界一の美女と信じて疑わない主人公にくすりと笑って少し泣いて、眠りについた。