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おやすみメーデー

どうも山ぱんだくんです。親がテレビのアナウンサーを見ながら「こんなに可愛けりゃ、面接通しちゃうよねえ」と言ってこちらをチラと見ました。あ?んだよ?何見てんだコラ(あああああ、すいませんすいません、ニートまっしぐらでごめんなさい)。

さてさて、山ぱんだくんと月曜の理屈
第五十九回は「おやすみメーデー」
ハロー、ジューン!

第五十九回 おやすみメーデー

気付いたら六月になっていた。なんてこった。どうなってんだ人生。
五月、自分は一体何をしていたんだろう。
二社からのお祈りメールをもらった。
六社のエントリーシートを書いて出した。
研究の進捗はまるでなくて、
一社会社説明会に行ったが途中で帰り、
一社選考の進んでいた会社を蹴った。

何がしたいのかよく分からない支離滅裂な行動を繰り返し、内定は相変わらずゼロだ。

ある御社からテストセンターで適性検査を受けるよう言われた。以前作ったIDが思い出せなくてログインできなかった。「ID忘れた方はこちら」というところをクリックしたのだけど秘密の質問「好きな食べ物は?」に対して4,5回トライしても当たらない。思いつくものは全て試したが外れた。僕は自分の好きな食べ物も分からないのか。あ、なんかちょっと涙出てきた。

一足先に就職した友人が就活を振り返って「五月が一番心が死んでた」と言っていた。とするとピークは去ったということになるが、どうなんだろう。遅ればせながら、五月の中旬くらいからぼそぼそとはてなブログに殺伐とした就活日記をつけ始めた。一応誰でも見られる設定にはなっているが、誰にも教えていないので誰かに見られる前提で書いていない。

就職に成功した証には、公開したい。
こんな殺伐とした日々を送った僕でも、就職できたのだという事実が誰かの勇気になってくれるといい。未だに誰かの勇気になりたいと願っているのだから、きっとまだ僕は大丈夫だろう。

先日、「人生大丈夫じゃないです」と返事をしたらあそうかもさんから「世の中はけっこう甘く見てもだいじょうぶ」という言葉をいただいた。この言葉を大切にしたい。僕のために、紡がれた言葉だ。だいじょうぶ。なんとかなる。僕もそう思う。

おやすみメーデー。君がもう眠るから、五月病を理由には出来なくなっちゃったね。救難信号も一度しまって、ジューンにおはよう。次会う時には、もう少しちゃんと大丈夫になっているといいな。

#エッセイ #コラム #就活