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僕が一番まともだと思うんだけど

どうも山ぱんだくんです。昨日の南アフリカ、なんなん?強すぎんか?実況も試合中に「南アフリカお見事!!」って言ってたもんね。あの実況は良かったな。

さてさて山ぱんだくんと月曜の理屈
第七十九回 僕が一番まともだと思うんだけど
一番まともな人間はまともだと気付いてもらえないのさ。


第七十九回 僕が一番まともだと思うんだけど


内々定の時、同期数人と人事の方々で食事に向かう時、先を歩く人事の方々に内定者たちの群れが遅れて離れそうになったのでそれは良くないかなあと思って集団が分離しないように中間地点を僕は歩いた。

ふと振り向いた人事の方が僕に聞いた。
「山ぱんさん、同期の方とちゃんとお話できていますか。」
もちろん。お話なんて出来ていなかった。僕は離れそうな集団の真ん中で一人ぼっちで歩いていたもので。

その時点で僕は「集団の中でぼっちになる子」になってしまう。一番自分がまともに協調しようとしているのに一番協調性がない子みたいじゃないか。まことに遺憾です。人生そんなんばっかだな。

なだいなださんが「例えば、10人の人が右に一歩行ったら僕はバランスをとって左に十歩行かなければいけない気がする」と著書の中で言っていた。僕はこの文章を読んだとき、そう、そうなんだよ、そういうことなんだよ、と思った。少し違うかもしれないがこの感覚はとてもよく似ている。それにまつわるジレンマも。

バランスを考えてとった行動は大抵裏目に出る。調和をとろうとして問題児になり、全力でやったのに「ガチ」を求められる。

そうは言ってもエントロピー。ついつい自分の思うバランスをとってしまいます。先日も内定式から懇親会の会場に向かう途中で人事の方に
「山ぱんさん、同期の方と喋れてますか」と聞かれ僕は困った微笑みを浮かべるしかできなかった。

#エッセイ #コラム #日記 #なだいなだ