悩んでるフリしてただけなんだな
どうも山ぱんだくんです。今、社会人の兄が帰省してきているのですが彼が風呂に入る前についいつものくせで風呂のお湯を抜いたところめちゃくちゃ怒られました。わざとじゃないんだよ。本当だよ。
さてさて山ぱんだくんと月曜の理屈
第三十七回は「悩んでるフリしてただけなんだな」
クリスマスは何する??!!山ぱんだくんはね、ファミチキ食べる!!
第三十七回 悩んでるフリしてただけなんだな
現在大学院の一年生。大学で魚の研究をしながら舞台で踊ったり歌ったりしている。好きなことを好きなようにやって、やりたくないことをやらずに生きてきた。そしたら目の前にやべぇものが迫ってきた。「就活」ってやつさ。
とにかく見てみないことには何も分からない。つまみ食いするように気になったインターンに行った。新聞社、テレビ局、デザイン会社にデータ解析、ゲームエンジニア。…情緒不安定かよ振り幅がすごい。
そんな「いろいろ見てみよう」のフェーズを終えて「さて、どうしよう」と悶々と悩み始めたのがここ数週間のことである。
おそらく僕の人生の中でこんなに長々と一つのことについて悩んだことはない。大学院の進学もだいぶ悩んだような気がしていたが発表から返事まで二日ほどしかかかっていなかった。(あまり長考に向いていないのだ)
そんな風に悶々と悩んでいた日々が今日、サーっと晴れた。何が起きたわけでもないし何か言われたわけでもない。ただバスにボケっと乗っていただけのことだ。渋谷駅前から人がゴミのようなスクランブル交差点をゆったりした重みでバスが横切る。その時気づいたのだ。
「あ、今二つからどちらか選ばなきゃいけない時に来ているんだ。」
一番やりたい仕事なんて、本当はもう決まっていた。それは私がこれまで大切にしてきたものだ。ただ困ったことにもう一つ、私には捨てがたいものがあった。だから悩んでいたのだ。「どうしようかなあ」と悩んでみせて本当は何も考えていなかったんだろう。考えたくなかったからだ。今、どちらかを選ばなきゃいけない地点にいることに。
中高生に数学を教えてきて、いつも言っていることなのに自分のこととなると忘れがちだ。「問題を単純化しろ。知っている形に帰着させろ。」
ここまで問題が単純化されたなら、もう大丈夫だ。大切なものはもう、選んだ。後悔なんて絶対する。でもどちらにしたって後悔はするんだものな。だったらちゃっちゃと選んで、選んだ方を正解にしようと思うよ。間違いだったら、まあ、やり直すわ。
今週も最後まで読んでいただきありがとうございます。とても個人的なことですが、就活の方向性が決まりました。なんかバスでぼーっとしている時間っていろんなことに気付きますね。僕だけでしょうか。