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気が付けば白シャツばかり持っている

 どうも山ぱんだくんです。みなさんGWは楽しみましたか?私?まあ私の話はいいじゃないですか。

さてさて山ぱんだくんと月曜の理屈

第四回は「気が付けば白シャツばかり持っている」です。何故でしょうね。


第四回気が付けば白シャツばかり持っている

 別に白が好きなわけではない。好きな色は黒。しかし黒が好きだからと黒ばかり選んでいたら、毎日全身黒ずくめの格好の人間になってしまう。(それはそれで好きだけど。)
 そこでバランスをとるように白い服も買うようにしていたら今度は白シャツばかりになってしまった。バランスよく生きるというのは存外、難しい。

 なだいなださん、という方が著書の中で「10人の人が左に一歩行ったら、私は右に十歩行かなきゃいけない気がする」と言っていた。その感覚、なんとなく分かる。バランスをとろうとしている人というのは存外、客観的に見ると分かりづらい。

 恋人がいる人が、異性からモテるけど恋人がいない友人をやっかんでいるのを見る時がある。どれだけ愛されていても愛する人がいなければしょうがない。愛する人がいる人間が最強だと気づいていない。

 星空の谷川俊太郎質問箱という本の中で谷川先生が「意味もなく寂しいのはなぜか?」という質問に「人間とは本来寂しいもので、いくつか寂しさを紛らわす方法を発明してきたにすぎない」と答えていた。寂しさを感じるたびにこの言葉を思い出して、私は普通だと安心する。私はたとえ独り言であってもこの人を「先生」とつけずには呼べない。

 大切な友達に「あなたは髪を短くしても長くしても幸せになれるから大丈夫」と言われた。そういえば、そうだった。「私たちはどの道を選んでも幸せになれる。」ついつい忘れがち。

日曜日、渋谷の道をレインボーな服装の人々が行進していた。「あなたの輝く姿が誰かの勇気になる。」と書いてあった。なんじゃそりゃ。ここでマイノリティだと叫べる人を見ていたら何故だか泣きたくなった。泣いてたまるか、と顔をあげて道玄坂を上った

あなたは今このバラバラな文章たちがどういう風に帰着するのか推し量っている。残念ながらこの文章はどこにも行かない、たどり着かない。

 今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。GW明けのぽやんとした朝には散文的な文章を、と思う月曜の朝でした。GW中遊びまくった人も連休関係なく頑張った人も、今日頑張ったらアイス食べていいですよ。

結論:無印のガーゼシャツ、推せる

#エッセイ #コラム #cakesコンテスト