【アウェイ遠征 #4】初めての “前乗り” アウェイ遠征 / 2024.5.6 サンフレッチェ広島 vs 名古屋グランパス
とっても天気の良かった、5/5「こどもの日」。
気持ち良く朝のランニングをしました。
帰ってきてシャワーを浴びた後、grapo.net にアップされたばかりの、コンウェンさんによる翌日に控えたアウェイ「サンフレッチェ広島戦」のプレビュー記事を読んでいました。
データとは、事象を数字に置き換えただけのものに過ぎないので、生かすも信じ込むのも自分次第なのですが、開幕から11試合負けなしを誇る広島の、そのデータで示される好調ぶりに少し慄いてしまった私は、少しの強がりと共に、プレビューの感想をポストしました。
今年オープンした「エディオンピースウイング広島」は、サンフレッチェ広島がこれまで戦った5戦で無敗と、早くも難攻不落の様相を呈している状態でした。
そこで行われる「サンフレッチェ広島 vs 名古屋グランパス」の観戦チケットを幸運にも購入できていた私は、広島へ訪れるのを本当に楽しみにしていたので、対戦相手のサンフレッチェ広島の好調ぶりを頭から振り払うかの如く、試合当日「5/6」の天気を調べることにしました。
目に飛び込んできた天気予報の記事タイトルは、
GW最終日6日は西日本で荒天 滝のような雨も
7日は東・北日本で雨・風強まる
そして、その日の広島は一日中「降水確率90%」との表示…。日帰り遠征を予定していた私は、コンウェンさんのプレビュー記事を読んだ時のダウナーな気分へと、またもや舞い戻ってしまったのでした。
なぜなら試合当日はキックオフ時間まで、新スタジアムの近くで開催されている青空イベントへ参加しようと楽しみにしていたので…。
“楽しみにしていた広島遠征は、1日中雨だった。そして、サンフレッチェ広島が繰り広げるスペクタクルなサッカーを前に、新スタジアムでの無敗記録を、ただ私は見届けるしかなかっ…”
そんな暗澹たる未来が、生粋のネガティブ思考の私の頭を支配しそうになったので、急いでそのような考えを振り払いました。
もう一度、気分転換するために、貯まっているNETFLIXやAmazonプライムの映像作品を観ようと思ったその刹那、ある考えが私の頭に浮かんだのでした。
今日は全国的に晴れているんだし、
今から広島に行けば?
この文章は、そう思い立った私の、初めての “前乗り” アウェイ遠征のレポートになります。
スタート時は全くのノープランであった、そんな一泊二日のアウェイ遠征記。もしよろしければ、最後までお読みくださいますと嬉しく思います。
1日目 #1:名古屋駅〜広島駅
思いつきの “前乗り” アウェイ遠征は、こんな呟きからスタートしました。
この日はゴールデンウィーク最終日の前日。自宅から名駅へ向かう地下鉄の中で新幹線の予約をしましたが、東海道・山陽新幹線の海側「A席」を取ることができました。
天気が非常に良く、車窓からは最高の風景!缶ビールを飲みながら眺め、時々本を読みながら、心穏やかな2時間14分を過ごすことができました。
ただ途中読書やスマホに夢中になり、海岸沿いを走る区間の車窓からの眺めを見逃したのだけが、唯一の心残りでした。
1日目 #2:思いつきならではの行程プランニング
車中では同時に、この日をどう過ごそうか、スマホをいじっていました。思いつきならではの、徒然なるリサーチとプランニングでした。
宮島って広島市内からこんなに近いの?交通費もリーズナブル🉐
HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWINGなるご当地ブルワリーがあるんだー🍺
お好み焼きは「お好み村」というストリートがあるのですね🍽️
泊まる所に困った時の「サウナイキタイ」♨️良さげなサウナを発見☺️
議論や多数決の要らない気ままな一人旅。私の好み全開な、初日の行程が、こんなにも簡単に決まったのでした。
1日目 #3:宮島・厳島神社
広島は、学生の時に履修していた学問の参考にと一度、社会人になってからは二度、訪れたことがありました。
しかし、一度目は平和記念公園の見学が目的の一泊旅行、二度目は夜に到着して翌日始発で帰京(東京)、三度目は始発からの午後の早めに帰名(名古屋)と、広島の街を感じられていたとは言えませんでした。
そんな私にとって、厳島神社は憧れでした。しかし、都市感溢れる広島とは別世界なのだろうなと感じていて、勝手に市内からも遠い所に在ると思い込んでいました。
前述の通り新幹線の車内で調べると、市内から30分ほど、本州から宮島へのフェリーも頻繁に往復していて所要時間も5分ほどと、こんなにもアクセスが抜群な「世界遺産」とは知りませんでした。思い込みって良くないなと、この歳になって勉強になりました。
フェリーから見えた厳島神社の鳥居は、それはそれは感激でした✨宮島に到着後、はやる気持ちを落ち着かせながら、澄まし顔で道を闊歩したり昼寝している鹿を愛でながら、先ほど船内から見ていた鳥居に到着したのでした。
この時まで実は、厳島神社が一日の中で「満ち引き」があることを私は知りませんでした。多くの人に既知事項であろうそういった基本的な知識も、「行くことないだろうな」と人生で決めつけていた私には、未知なる事象だったのでした。
丁度訪問した時間帯は、引き潮から満ち潮に切り替わる時だったようで、ジリジリと海岸線が厳島神社へと近づいていました。
満ち潮の状態も見たかったのですが夜にならないと満潮にならないということで、しっかり頭で想像と妄想をしました。でもやっぱり、また来て見てみないなと思いました。
そして、神社へ向かう途中で惹かれていた看板のお店で、地元のビールを頂きました。
実はこの時、イタリア紳士二人組と乾杯したのでした🍻というのは、お互いスズメバチに襲われたので一緒に撃退、プチ意気投合したのでした😅
最初のスポットから「旅は道連れ(Tabi wa Michizure by Official髭男dism)」を感じたのでした。
1日目 #4:広島電鉄7号線
日没前に、思い出の平和記念公園を見たかったので、市内へ戻ることにしました。
乗り換えアプリで調べた最短ルートで移動したのですが、始発駅から路線電車に乗れるという偶然の奇跡!
先日実家へ帰省した際の下記ポストを見ていただけるとお分かりの通り、
3歳頃から電車好きの感覚に全く成長も衰弱もない私は、一発で他県からの旅行者と分かるスマホの構えで、動画撮影を行ったのでした。
いやはやカッコいい…。(2回目)
路面電車って、ロマンを感じませんか?
1日目 #5:平和記念公園
その乗車していた広島電鉄の車窓に、突然「原爆ドーム」が映りました。頭が真っ白になり、胃がきゅうっとしました。
あの頃に誓った想い、あの頃確実にあったはずの情熱は、果たしてどこに行ってしまったのでしょう。
一時間ほど空想し、全身で感じ、光景を心に刻み、平和記念公園を後にしました。
1日目 #6:一軒目「ホリデー食堂」
平和記念公園から「爆心地」の説明碑に立ち寄ってから、夕食を摂るために「本通」へと向かいました。
しかし心のエネルギーを全て使い果たしていた私は、直ぐにでも栄養を補給する必要があり、視界に飛び込んできた、とても良い感じのお店に身を委ねました。
名古屋グランパスとサンフレッチェ広島、それぞれのパートナーであるアサヒビール様の「アサヒスーパードライ 」で広島へ来ることができた感謝の乾杯をして、名産の牡蠣を地産の日本酒と共に頂きました。
店内では、この日負けてしまった広島カープのユニフォームを着た方々がヤケ酒(?)を飲まれていて、「こちとら、全38試合における二連敗中だぞ!」という謎のマウントを心の中で取りながら、お店を後にしたのでした。
1日目 #7:広島の街に映える「新スタジアムへ行こう!」バナー
ホリデー食堂の隣にコンビニがあったので、レンタルしていたスマホのバッテリーを返却しようとしましたが、この店舗では扱っていませんでした。
なので、広島電鉄の通る道の近くにあるコンビニまで徒歩で戻り、バッテリーを返却しました。
そこから二軒目と決めていた先述の「HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING」に併設された「はればれ」へ向かおうとした時、紫色のバナーが目に飛び込んで来たのでした。
今シーズンの開幕時、Jリーグの全サポーターの心を鷲掴みにした、あの開幕ビジュアルをデザインされたイラストレーター RIOTAさんのデザインによる「Let’s GO TO the new STADIUM」キャンペーンのバナーでした。
私は、このキャンペーンのいきさつを、事前に記事で読んでいました。
なので、ただでさえ素敵なキャンペーンであると感じたのですが、実際に目にすると「広島の街にこんなにも紫は映えるのか!」という驚きも感じたのでした。
翌日の試合後に訪れた立ち飲み屋で知り合ったサンフレッチェ広島サポーターの方にもお話したのですが、仮に名古屋の街で「赤いバッグ」を持った人がいても、シンプルな「赤好き」な人なのかもしれません。しかし、広島の街で「紫のバッグ」を持った人がいれば、それは高い確率で行き交う人々に「サンフレッチェ広島」を想起させるのではないでしょうか?
そんな街で映える「紫」を目にし、私も名古屋で生活する限りは「赤黄」を纏おう(グランパスグッズを身につけよう)と心新たにしたのでした。
1日目 #8:二軒目「はればれ」
目的の二軒目に到着した私は、その外観にやられてしまいました。二階にある醸造場が、スケルトンのガラス窓の奥に見てとれたからでした。
ただ、日曜日にしては控え目は店内の様子…。では、私がお店に貢献しようではありませんか!
広島県庄原市の大島桜の桜花の塩漬けを使用した桜味のビールは、人生で初めての味で、色合いも素敵で、忘れられないビールとなりました🍺
そして、私事で恐縮ですが、初めて伺うお店ではポテサラを頼むようにしています。そのお店の個性が如実に現れると思っているからです。
「はればれ」さんのポテサラは、アーモンドなどのナッツがまぶされている歯応えも楽しむことができるもの。ビールにとっても合いました!
大満足した私は、「郷に入れば郷に従え」の教えの通り、広島名物を食らうべく、八丁堀の「お好み村」へと向かったのでした。
1日目 #9:広島独特の素敵な街並み
広島は、名古屋や大阪に似て、東西南北に道が伸び、区画がしっかりしている街。とっても親近感が湧きました。
ただ、アーケードのある商店街をほろ酔い気分で東へ歩いていると、たびたび現れる信号。名古屋の大須商店街には一箇所しかないアーケードに覆われた信号になかなか慣れず、信号のたびにアーケードに気を取られ赤信号に気付かないまま、道を渡りそうになってしまいました。運転されていた皆さん、失礼いたしました…。
そしてアーケードが途切れた大通り「本通」には、広島電鉄の線路が縦に(南北に)走っていました。その線路に目を奪われてしまい、横断歩道を渡っている途中につい写真を撮ってしまいました。
いやはやカッコいい…。(3回目)
実は翌朝の朝のランニング中にも、路線電車の線路を渡るたびに、写真を撮ってしまいました。
広島は、どこまでも行けてしまうような、そんな忘れていた気分を思い出させてくれるような、素敵な光景に溢れた街でした。
1日目 #10:三軒目「元祖へんくつや本店」
お好み焼き屋さんが集う「お好み村」に着いた時、食べるお店を決めていませんでした。しかし視界に入ったお店の外観が素敵だったので、迷いなくその店の外に並んでいた行列に加わったのでした。
お好み焼きは7年前に訪れた際に、帰りの新幹線を少し遅らせてまで食した記憶があったのですが、その時は小西工己社長とご一緒させていただいたので、部下としての振る舞いに集中していた影響か、味を覚えていませんでした…。
なので久しぶりに頂いた本場のお好み焼きは、それはそれは美味でして、しかも店員さんが私を旅行者と見破ったのでしょうか、皆さんとっても慮ってくださって、最高の一日目の〆となったのでした。
1日目 #11:一日目の夜が更けていく…
お腹と心を広島の街に充していただいた私は、宿にしたサウナへ向かうべく、来た道を西へと歩みを進めました。
今年の3月から4月にかけて、名古屋の多くの街「名駅」や「栄」や「錦」で、アフターパンデミックを思わせる夜の光景が広がっていましたが、広島の街でも同様で、本当にたくさんの方々が夜を満喫されていました。
パンデミック期間中は本当にメンタルがヤバかったので、その街の様子を見るだけで、少しウルッと来てしまいました。
思いつきの前乗りでしたが、本当に来て良かったなと思いました。
そしてサウナに着き、入口の暖簾をくぐると、上下ブラックのウェアに身に包んだ若者がちょうど店外へ出て行こうとしていたところでした。その若者は、新人の頃から一緒に仕事をしていたグランパスのチームスタッフでした。
「明日観戦ですか?」「明日全力で応援するね」そんな言葉を交わして翌日の共闘を誓い、1日目の夜は更けていったのでした。
2日目 #1:朝Run中に気付いた、Jリーグ開幕ムービーに込められた “想い”
翌朝、日の出の「5:16」に、あるスポットを訪れようと、試合日恒例の朝Runに出発しました。
しかし、外は予報通りの雨。日の出は見られないだろうなと思いながらも、ランニングに出発しました。
途中、厳かな雰囲気の広島城を撮影して、
いろんな角度からエディオンピースウイング広島を堪能し、
日の出時間少し前に、目的の地に到着しました。
到着後、直ぐにその場所に慰霊碑があることに気付きました。その隣の石碑には、こう書かれていました。
開幕ムービーの制作陣が、アングルだけでここを撮影場所に決めたわけではないと感じました。
そのような想いが込められたであろう2024シーズンのJリーグ開幕ムービーは、未だ未だ隠れたメッセージが込められている映像なのかもしれません。
先述のRIOTAさんの開幕ビジュアルと合わせ、2024シーズンのJリーグの開幕プロモーションは本当に素晴らしいものであると、一人のファンとして感じています。
2日目 #2:再び、平和記念公園。そして無言のエール
7.58(なごや)km のランニングを終えた私は、強まる雨を気にすることなく、昨日訪れた平和記念公園へと再び向かいました。
ほぼ誰もいない、朝の5時台から6時台にかけての平和記念公園は、色々思いを馳せるには悪くない時間帯でした。
暫く公園で過ごし宿へ戻ろうとしたその時、前から見覚えのある歩き方をする上下ブラックのウェアに身を包んだ人がこちらへ歩いて来ました。長谷川健太監督でした。
健太監督とは、監督の一年目に少しコミュニケーションした程度の間柄でしたし、大事な試合の朝ということで、すれ違い間際に頭だけ下げました。すると、会釈を返してくださいました。
私のことを、名古屋から来たであろうグランパスサポーターの一人として認識してくださったのだと思います。そして、隣にいた藤田健人チーフトレーナー(のように見受けられました)からは「これ以上はもう、話しかけたりはしないでね」という目線を頂いたのでした…汗。
ウォーキングを続けるお二人の背中へ向けて、「精一杯サポートします」とのエールを送り、宿への道へと踵を返しました。
2日目 #3:朝食「広島アンデルセン」
宿をチェックアウトし外へ出た瞬間、グランパスのユニフォームに身を纏ったサポーターに遭遇しました。続くコンビニでも、グランパスユニの仲良しカップルに会いました。
スタジアムまでは私服でゆっくりしようとしていた私は考えを改め、そのコンビニでユニフォームへ着替え、朝食を摂るために「広島アンデルセン」へ向かいました。
到着後、お店の外観を撮影していると「おはようございます!」と声をかけられました。見知らぬグランパスサポーターの方でした。私がユニフォーム姿であったことから、声をかけてくださったのでした。
本当に感激しました!ユニフォーム姿でチェックアウトして、先述の二組のグランパスサポーターに、私からコミュニケーションを図れば良かったと後悔しました。
しかし、直ぐにユニフォームへ着替えなければ良かったと思い直すことになったのでした。何故なら、広島アンデルセンの店内にいらっしゃるご家族連れやマダムの方々と席を並ばせていただくには、余りにも似つかわしくない格好だったからでした。
お店の雰囲気を壊してはならないと、店外の席で朝食を頂きました。アウェイ遠征でもTPOは守らないと、と学ぶことができました。
2日目 #4:昼食「鶏フェス」と、「新スタの素晴らしさ」と
「広島アンデルセン」で朝のゆったりした時間を過ごさせていただき、そのままその店内でビールを頂ける環境ではあったのでしたが、やはりユニフォーム姿では落ち着かなく、日帰り遠征を予定していた時から行こうと考えていた旧広島市民球場で開催されている「鶏フェス」へと向かいました。
途中、エディオン本店を眺め、
「降水確率90%」を見事に覆し、曇り空の広がるHIROSHIMA GATE PARK PLAZA(旧広島市民球場)に到着しました。
広島アンデルセンとは打って変わり、堂々とグランパスユニフォームを着用し、サンフレッチェ広島のサポーターの皆さんに囲まれながら、高校生の時の部活の大会の気持ちの昂ぶりに似た感情のような、健全なるバチバチ感と一緒に頂く生ビールは最高でした!
その高まったテンションのまま、エディオンピースウイング広島へ向かいました。
2日目 #5:エディオンピースウイング広島
「鶏フェス」の会場から新スタジアムまで、本当に直ぐでした。これなら、試合時にこうしたイベントをそれぞれの会場で同時開催すれば、相互送客も、お互いの魅力(試合という熱狂 ↔︎ イベント機能)の補完も可能なのではと感じました。
恐らくそういった狙いをもった街づくりなのでしょうし、心の底から、素敵な新スタジアムプロジェクトだったのだなと感じました。
そして、外観デザイン。朝Runでも堪能させていただきましたが、近くでもしっかり愛でさせていただきました。
そして、スタジアム一階に併設されているサッカーミュージアムも本当に興味深い展示内容で、とても楽しませていただきました。
新スタジアムのあれこれを満喫して、いよいよスタジアムへと入場しました。
2日目 #6:続「新スタジアムの素晴らしさ」
入場ゲートを通り抜けコンコースを渡りピッチへと近付く瞬間は、何度味わっても本当にワクワクします。それが新スタジアムであろうものなら、そのワクワクは100倍、いや10,000倍になるのではないでしょうか。
いやはや、本当にカッコいいですし、観やすい…。
ただ、試合は別!しっかり気持ちを切り替え、試合へ臨みました。
2日目 #7:祝杯一軒目「MON-TO.9(モントナイン)」
試合結果は、2018シーズン以来のアウェイ広島での勝利!
私はビジター指定席の一番端(広島サポーターの皆さんと通路を挟んだ際の際)で観戦していたのですが、3点目が決まった際に、嬉し過ぎて右隣に座られていた紳士にグータッチを要求してしまい、
私「すごいですね!」
紳士「負ける展開でしたものね」
というような言葉を交わし、もう一度原辰徳さんばりのダブルグータッチをしていただきました。
なのでタイムアップの笛が鳴った数秒後に、その紳士が手刀を斬りながら私の前を無言で通り過ぎた際、3点目の時はその方にとって望まないコミュニケーションの要求をしてしまったのかなかと反省したのでした。
観戦方法は人それぞれ、グランパスへの想いも人ぞれぞれ、ということを今一度忘れないようにしたいと思います。
スタンドからの眺めを目に焼き付けた後、祝杯を上げるべくスタジアムを後にし、胡町を目指し、徒歩で東へと移動しました。そして、お目当てのお店へ到着しました。
こじんまりとした素敵な立ち飲み屋さん。過去には人気過ぎて、この空間に23人ものお客さまが同時にレモンサワーを楽しんだこともあるそう!
この日お店を切り盛りしていた店員さんは若いイケメンでしたが、途中お店に顔を出した女性がオーナーということで「名古屋から来ました」と挨拶したところ、何とその方は名古屋出身ということではありませんか!私は早速持ちネタの住んでいる場所をカミングアウトし(いわゆる住むような場所ではないんです…)、ひと笑いをとった後、そのオーナーは別のお仕事へと颯爽と向かわれたのでした。
その後、紫色のウェアに身を包んだお客さまが入店され、そのスタッフの方が私をグランパスサポーターとして紹介してくださり、一緒にお酒を酌み交わせていただく機会が訪れました。これぞアウェイ遠征の醍醐味なのではないでしょうか?その広島サポの方は8月の豊田スタジアムでの再戦時には愛知へ来られないとお話されていましたが、今シーズンのお互いの健闘を讃え合い、お店を後にさせていただきました。
2日目 #8:祝杯二軒目「ビールスタンド重富 ekie」
広島駅に移動し、最後の目的地である駅ビル内のビールスタンドへ向かいました。
本当は上記の銀山町にある本店に伺いたかったのですが、営業時間がなんと「17:00-19:00」の2時間のみ、しかも祝日は休業ということで、サテライトのような位置付けの「ekie」店を狙っていたのでした。
閉店間際まで居座ってしまいましたが、帰りに店員さんへお礼をお伝えした際、その方が笑顔を返してくださったように感じました。
その意味は、ekieを出た直後に届いた通知で判明しました。
私がビールを頂きながら投稿したポストに、リプライを下さったのでした。
私も直ぐにリプライを返しました。
秒で「いいね」が返ってきました。
広島は、最後の最後まで私を虜にする、人たらしな素敵な街だったのでした😌
最後に - 初めての前乗りアウェイ遠征は最高だった
雨予報がきっかけで始まった「初めての “前乗り” アウェイ遠征」は、思いつきとは思えないほど、大充実な遠征となりました。
私にとって二回目の泊まりがけのアウェイ遠征だったのですが、後泊の場合は試合結果に多分に影響されることは必至であるわけで、前乗り/前泊がこんなに楽しいだなんて、サポーター一年生にとっては知る由もありませんでした…。
名古屋に帰ってきてからずっと、次の遠征は何処にしようかと、マッチスケジュールと睨めっこしています!本当にアウェイ遠征って素敵ですね😌ますますJリーグに沼ってしまっている私でございました。
最後に、ここまで読んでくださった皆さんへ問題です。
2日間に渡るこのアウェイ遠征において、私が頂いたお酒は何杯でしょうか?
正解は…
🍺ビール 13杯
🍶日本酒 1合
🍋レモンサワー 1杯
合計15杯、今回のアウェイ広島戦でのMVP「稲垣祥」選手の背番号と同じでした!
オチとしてはかなり弱いですが…遠征記を〆させていただきます…。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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