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「任せる」ことでチームは変わる

こんにちは、内視鏡技師エンドーです

私は、年間内視鏡件数が1万件を超える内視鏡室の看護師・内視鏡技師です

今日は、いつもの内視鏡の検査の知識ではなく、

「任せる」ことで、チームは劇的に良くなるよ、というお話です

私の役割は、「チーム内視鏡」のリーダーです

よく、リーダーに関する本に「メンバーに任せることで仕事を面白いと思ってもらえる」と書いてありますが、私は、「任せる」ということが苦手でした

スタッフに、私がしている取り組みの情報共有はしていたものの、「任せる」と期待するような思うような成果が得られす、結局、自分がやったほうが早いのではないかと思っていました


今回、技師の取り組みの中で、院内の実践報告会で内視鏡のワークショップをしようと思いました

消化器内科病棟の看護師に、内視鏡室で、患者さんはこんな感じで検査・治療を受けていること

検査の偶発症から、検査後に必要な観察や看護を、一緒に考えていこうという企画でした

よく考えれば、今ままで私がしていたことは、内視鏡室の中での看護の取り組みだったり、病棟への勉強会、学会発表だったので、一人でも、それなりに結果が出て評価されることでした

ワークショップは、今までと違い、規模が大きいので、どうしてもスタッフの協力は必要でした

そこで、ワークショップの内容をスタッフと相談して、決定していきました


私は、いつも「人にわかりやすく説明できて、知識は初めて、自分のものになる」と言って内視鏡中堅スタッフに、新しいスタッフの指導を任せています

今回のワークショップでも、病棟看護師に説明していく作業を全てスタッフに「任せよう」と思いました

私は、準備や裏方に徹して、スタッフに表舞台に立つことを任せました


病棟看護師はどんなことが知りたいか、どこを知ってもらえば、安全で円滑な内視鏡治療が患者さんに提供できるのか

チームに分けて、それぞれで、どう説明したら病棟看護に活かせるかという視点で考えてもらいました


ワークショップ終了後、反省会をした時に

新人スタッフからは「わかりやすく説明するって難しい。答えるのが難しいこともあった。自分が、勉強不足なところを知れた」

中堅スタッフからは「病棟のスタッフのわからないことを知れたから、伝わるような申し送りをしたい。検査内容を、そのまま言うだけでは、伝わってないこともあったんだな」

と、言ってもらえました

何より、ワークショップで説明している時の、みんなが生き生きしていました!


そして、このワークショップをきっかけに「私、内視鏡好きかも!技師試験受ける!」と言って、今年2人が消化器内視鏡技師試験を受けてくれます

来年にも受験を考えてくれているスタッフもいます

今までは、「技師になったら部署異動になる」というジンクスがあるくらい人気のなかった内視鏡技師ですが、スタッフみんなの気持ちが前向きになりました



「みんなで取り組むと、自分一人で出す結果より、大きな成果が得られる」

「誰をどこで輝かせるか」


任せられることで、自己肯定感が上がり、仕事も楽しくなりますよね

今までよりも、大きな取り組みを内視鏡室みんなでするようになり、看護部からもチームワークを評価してもらえるようになりました

今までより大きな取り組みができるようになり、スタッフとの信頼関係も築けるようになりました


多少、失敗してもカバーしてあげるよ!くらいのおおらかな気持ちを持てるように、私自身がスキルアップしないといけないですね















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