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  • 僕の随想録もといエッセイシリーズ

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最近の記事

荒らしの果てと、その本懐

私は今日とて、いつものようにネットの海を漂流し、いづれ使うことも無いであろう情報の暴食に精を出す。 目を滑らせながら活字に溺れる。 さもありなんなニュース・トピックに辟易としていた所だった。 妙に、目を引く記事を見つけた。 そう、今回は引用記事である。 それも、ディープな。 私、筆者を知っている者にとっては自明の理だが、ここで初見に対して一応の自己紹介をさせて戴きたい。 人は私を荒らしと呼び、今ではそれを自認もして居る訳だが、そこのところの詳しい話は本著、アイ・アム・

    • 【随想録*03】ゴールデンイヤー

      「GW、終わっちゃったね」 「……そうかな、僕にはそうは思えないよ」 「どうして?もうみんな大型連休が終わって働いてるよ」 「……そういう話をしているんじゃないよ、僕はね」 「じゃあ、それってどういう話?」 「……ゴールデンなのはウィークだけじゃあない、きっとイヤーだってそうさ」 「あは、黄金の耳?」 「お前は救いようがないバカだな。イヤーってのは年ってことさ」 「えっ……それって」 「そう、僕は黄金無職って事さ」 01.学生時代の夏休み、それから正月 僕がまだまだ人のカタ

      • また採用されなかった。

        以下は配信企画における自分が送った公募文章です。 僕はスクール水着、その”旧タイプ”の特定のマニアである。 競泳でもパレオでもビキニでも旧旧タイプでも新タイプでも、否、間違い無く旧!明らかに旧スクは紺色以外あり得ないのであり、フェティズムの慟哭を知らない白色側の畜生の皆々様に置かれましてはインスタントに性癖を消費する愚行と知れ。 とはいっても僕は旧スク全盛期にその身が学童だったわけでは無く、小学校低学年を過ぎると僕の目の前から旧スクは姿を消したのだった。 人は、与えられてか

        • 【随想録*02】自殺思考論

           上記の刑法により、自殺について語る時は必ず注釈として ※この記事は自殺幇助を目的として作成されていません。 という一文が付かなければ個人的見解を述べられない昨今、基本的には日常で語るべきでない暗黒面である”自殺”について、今回は駄文書き散らしをさせて頂こうと思う。 01、人生最大の自由である選択権の有無 さて、前提として自殺という選択肢を取る人間は現実に追い詰められて行ってしまう最悪の結果という認識が大衆認知であろう。 精神疾患、借金苦、いじめ、親類の死。 原因については

        荒らしの果てと、その本懐

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        • 僕の随想録もといエッセイシリーズ
          3本

        記事

          【随想録*01】貯金残高10万円

          とにかく何かはしていなければならない、生きている限りは。 焦燥感に追い立てられた心とは裏腹に、僕は未だに就労を果たしてはいない。 怠慢と、未来が確定してしまうという恐怖のせいで、僕はまともな大人にはなり切れなかった。 1、現実の光で角膜が最近、やっと通帳管理アプリをスマートフォンにインストールした。 表示された数字は、7桁に満たない金額。 同世代の友達だった奴や、好きだったあの子よりも、明らかに少ないだろう貯金額に辟易とした。 自己と他者を比較するのであれば、僕よりも貯金額

          【随想録*01】貯金残高10万円

          アイ・アム・ア・トロール

          無意識か有意識か、いつからか僕は僕としてのアイデンティティの一つとして、”荒らし”という烙印を受け入れていた。 しかしながら、僕は荒らしを”自認”した事は無い。 誰が呼んだか、他者に認識された僕の本質は”荒らし”だったんだ。 僕はただ、脳の表面で思ったことをコメントしていただけなんだけれど、彼らからすれば、僕は世間には疎まれている物乞い以下の屑野郎に見えていたんだろう。 まさに戦々恐々のピエロニズムに踊れる骸だ。 01.僕の小規模な変態 僕には中身がない。意味がない。理由

          アイ・アム・ア・トロール

          【怪談】護符の誤用にご用心

          あれは今から4年前の夏、つまりは2018年の夏に時間は遡る。 まだANYCOLOR㈱がいちから㈱だった時代の事である。 僕は大学生で、中退しかけの落伍者だった。 いや、確かもうその頃には怠慢な中退を始めていた頃だっただろうか。 どちらにしろ、僕のメンタルはストレスという大きく積もった塵になって、あとは何かのキッカケ……。 火花さえ散ってしまえば、粉塵爆発する事は確実だし、中退と言う爆風に飲み込まれたのは当然の結果であった。 なお、本筋にはあまり関係が無いので、僕のメンタルブレ

          【怪談】護符の誤用にご用心

          ガチ恋バチャ豚の落日

          とにかく、僕は絶望した。 本日の僕は、大衆が言うところの失恋によく似た感情を、バーチャルで仮想的な彼女に抱いていた。 厳密に言えば僕の見た光は、恋心なんて高尚なモノでも、性愛なんて矮小なモノでもなかったけれど、僕はあやふやなソレだけで十分だったんだと思う。 彼女は僕の太陽って訳では無かったし、それに照らされる僕は月って訳でもなかった。ただ、僕を人間らしくその形を留めていてくれた、そんな彼女は僕にとっては紛れもなく本物の太陽だったと思う。 それでも、もう太陽は砕けたし、僕は

          ガチ恋バチャ豚の落日

          更に神格化されていく藤本タツキへ。『さよなら絵梨』を読了し考察。

          おことわりこの考察は情動の向くままに、読了後5分で書き始めた文章です。 が、根拠の無い自信と共に捻り出される、私の言の葉に偽りはありません。 ご安心して続きをお読み下さい。敬具。 ⚠この先、ネタバレ有り⚠ 「さよなら絵梨」読了後、この先を読まれたし。 さて、何から話そうか。 きっと今頃の皆は「さよなら絵梨」の200ページの長編読み切りを読破し、脳の奥の部分がヤケにスッキリとした様な、そんな読了感に襲われている事だろうと思う。 もしくは頭に疑問符だらけで、誰かが出した考察とい

          更に神格化されていく藤本タツキへ。『さよなら絵梨』を読了し考察。