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授業(模擬授業)でやってしまう失敗〜しゃべりすぎ〜⑤

こんにちは!

この記事は

○非常勤や臨時的任用で教員しながら本採用を目指している
○一旦民間企業などに就いたが、教員になろうと思っている

そんな方に、採用試験に受かり、そして受かった後も教員として楽しくやっていけるノウハウをお伝えしていくものです。

前回からのテーマは「授業(模擬授業)でまず始めにやってしまう失敗〜しゃべりすぎ〜」

https://note.com/encount_story/n/n6647fd94ee24

https://note.com/encount_story/n/n7fa78b0ec2d3

https://note.com/encount_story/n/na38ad3e7051a


引き続き「教科書を教える」ことを深掘りしていきましょう。

教科書は道具であり、手段である。

なら、そのゴールや目的は何でしょうか?

教科書が作成されるプロセスを逆に辿っていけば、辿り着きますよね。

学習指導要領です。

学習指導要領に書いてある「日本の子どもたちには、こんな力をつける」ことがゴールであり、目的です。

つまり、教師の仕事は何かと言われると、学習指導要領に書いてある付けるべき力と、目の前の子どもたちを比べて、足りない力をつけていくことです。1人残らず。

もうわかってきましたよね。

教師の仕事は、教科書の内容を伝えることではないということ。

教師の仕事は、教科書をツールとしながら、子どもたちに学習指導要領に書いてある力(日本国民の皆様に、「子どもたち全員にこんな力つけます!」と記したもの)を付けることなんです。

このことを頭に入れておくと、授業を準備する時のアクションから変わってきます。

授業を作る時、まず初めに何見ますか?

教科書見て、「次は何教えないといけないのかな〜?」

ちがいますよね。


学習指導要領見て「どんな力付けないといけないのかな〜?」です。

カレー作る時に、どの鍋使おうかなー?って手段から考えます?

「どんなカレー作ろうかな」「子どもが食べるから甘口カレーにしよう」「中学年になってきたし中辛カレーにしてみようか」

など、ゴールをまず考えますよね。

授業でも

「学習指導要領に〇〇ができるようにって書いてあるけど、そこができるまでの△△があまりできてないよな〜、復習を多めにしておくか」
「学習指導要領に・・・と書いてあるけど、この学級の子どもたち結構でき始めてるよな〜、発展的なことに挑戦させてみようか」

などなど、まずは学習指導要領(ゴール)を確認することで、やることが見えてきます。

この目的を忘れ「教科書のどこやるんだっけな〜」となると、教師は「教科書の内容を伝える人」になり、授業でしゃべる量が多くなります。

なので、しゃべりすぎなきために必要なマインドは
教科書はツールであり、授業の目的は子どもたちに学習指導要領で書いてある力を付けることと肝に銘じておくことです。

でも、これだけでは喋りすぎは解決されません。

あと一つ、肝に銘じておくことがあります。

それについては、また次回に!



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