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やっぱりいいなぁ。6年担任。#250

 今日は卒業式です。私の教師人生は今のところ高学年多めです。昨年度と今年度は、さすがに高学年のやりすぎで中学年だったので違うんですが、やっぱり卒業式を見ると、6年生がいいなぁと思ってしまいます。毎年6年生でもいいくらいに思うこともあります。

1.難しいからこそ

 6年生は、「大人な子ども」「子どもな大人」だなぁと思います。大人の落ち度はすぐにばれます。毎日、精神を削られることもありますが、誠実に向き合っていれば次第に信頼してくれることが多いです。
 6年生をもつと今までの積み重ねは大きさを感じます。学習面では、もう取り返すのがかなり難しいところまで来てしまっている子もいます。今までの5年間で付いてしまった悪い方の習慣はそう簡単にはなくなりません。コツコツ1年間やっても、ほとんど学力を伸ばすことができなかったなぁということもありました。これは、生活面でも同じです。友人関係もねじりにねじれ、もう解決は難しいところまできてしまっていることもあります。つまり、ハードルは上りに上がっている。解決できないまま、卒業させてしまったこともあります。

 でも!難しいからこそ、楽しいんです。やりがいがあります。
 特に、今日!卒業式。卒業式を6年生の担任として迎える日ほど、仕事で心を揺さぶられることはありません。私は、6年生を何度もやってきましたが、大変だった1年も、子どもと心がつながった1年も、両方とも感動しました。(大変だった1年の方が、達成感で泣いた!)それぞれのストーリーがあるんです。

 大変だけど、この日を味わえるのだったら、1年頑張れるんです。
(これはよくない面もあります。この達成感にだまされてはいけない。働き方の面で。)

 とにかく、全国の6年生の担任、おめでとうございます!お疲れ様でした!そして、いいなー!

2.中学年の素直な力

 一方、中学年もいいですよね。素直で一生懸命なことって、本当に素晴らしい。時に、6年生を凌駕するほどのパワーを発揮する。今年も中学年でしたが、今までの教師人生でも、指折り数えるくらい、子どもたちの力を後押しできた、本当に充実した1年だった。
 今日は、放送担当として、しっかりと仕事してきます!


 でも、やっぱり、担任として、キャンプしたいし、卒業式したい!

そんなジェラシーを感じたエンチャントでした!

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