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「静かでチーンとしたクラス」を解き放て

1.静かでチーンとした授業をいいと思っている先生

 子どもたちが静かに先生の話を聞いている授業をいい、理想の姿と思っている先生がまだいるなと思います。もちろん話を聞くことはとても大事ですが、問題はそのクラスの授業がチーンとしている場合。子どもたちは、静かに話を聞いて、もしくは聞いたふりをして、一部の子が発言し、先生が書いた黒板を写す。ワークシートに穴埋めするタイプの授業だったらなおさら。先生にとって一斉一律のやりやすさを突き詰めた形ですね。そろえて、全員にわかりやすく教えようとする。未だにこんな授業を目指している先生もいるかもしれない。
「聞くときは聞く」
これは、学級のスタートラインであり、ゴールではない。

2.担任がこわかった次の年の子どもたち

 「去年は先生がこわかったから静かにしていました。」
こういう子たちが次の年に荒れるというパターンをよく耳にする。
ある程度の規律はもちろん必要だけど、「怒られるのがこわいから静かにしておく」というのは、やっぱり違う。そのままでは、その子は一生誰かに怒られる。「こわいから静かにする」のではなく、「人の話を聞いた方が自分たちにとって良いことがたくさんあるから、静かに聞く」と思えるようにしたい。
 と言いつつも、私はこわいかもしれない。もし私が自分のクラスに子どもとして所属したら、こわいかも。学びに対して真剣だったり、人権侵害は許さなさかったりするところがあるから。「先生はまっすぐだから」と思われていると思う。息苦しいかもしれない。規律は大事だけど、やりすぎは息苦しい。そのバランスを大事にしたい。

3.子どもは楽しく学びたい

 当たり前だけど、子どもたちは楽しく学びたい。大人の都合でしばりつけちゃいけないな!と思う。なるべく一斉一律の授業を減らしているが、うちのクラスの「自分学びの時間」では、やる気マンマンに学ぶ。「先生から教わる」よりも友達と一緒に学ぶことができるだけで、いつもよりも確実にはかどる。(先生と学びたい子もいるけど。)
 「規律でしばって、一律一斉に教え込む」のではなく、「子どもたちを解き放って一緒に学ぶ」教師でありたいです。授業だけではなく、やりたいことをどんどんやれるクラスにしたい!

 以上、エンチャントでした。

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