4月の授業は、エンジンを積む作業から。進まなくても焦らない!
1.加速するためのエンジンを積む
4月は、学び方について話す時間が増えるので、勉強が進まなくてもさほど焦らないようにしてます。学び方が分かってきたら、学びは加速します。今は、エンジンを積んで、調整している時間。あとはやる気というガソリンを入れてあげれば、一気に走る。逆に今、学び方ではなく、学習内容を手取り足取りバシバシ進めても、そのやり方は1年間続きます。子どもの力を信じて「学び方」を教えることが大事だと思っています。
2.復習テストを返しました
今3年生をもっています。国語・算数の「2年生のふり返り」というテストをしました。しっかりと理解している人もいましたが、2年生の漢字を書けない子がかなりいました。返した後、
「この結果に、満足していますか?」
と問いました。
「1年間漢字練習をしてきて、それが書けないというのは、時間がもったいないと思うんだけど、どう思う?」
と問いました。
「その練習方法は、忘れてしまう練習方法で自分に合っていない練習方法なのかもしれないね。」
とアドバイスしました。
「3年生の1年間で、自分に合った練習方法を見つけてみない?」
と提案しました。
まずは、「直し」です。
「テストの点数なんて実はあまり大切ではない。自分ができないことや覚えていないことを発見できたことに価値がある。そこで、直しをするときに人は成長する。間違いの発見は成長のチャンスです。」
と言いました。
「直し」の仕方を教えました。
「まずは、見ないで書いてみる。書けないものは、答えを見て書いてみる。全部直るまで、直しましょう。」
と言いました。
「答えを見て、写すのは直しではない。答えを見ないでやってみてから、答えを見ましょう。」
と言いました。
漢字練習の仕方については、この1年間でしっかりと教えていきたいと思います。
「学び方」を学ぶ 漢字練習編 #140|エンチャント先生@小学校<毎日更新> (note.com)
3.やることが終わった人。授業が始まらないときはどうする?
直しが終わった人は、
友だちとしゃべっている人
座って静かにしている人
がいました。まずは、座って静かにしている人をほめました。しかし、それだけでいいかと問いました。授業中は勉強する時間なのに、それでいいか?
まずは、自分だけ分かればいいか?という問題です。まだ直すことができていない子がいるのに!友だちのサポートができる人になってほしいです。終わった人は友達に教えるべきですね。しかし、何を教えるか?答えを教えるのでは、直す意味がありません。「考え方」を教えるんです。
次に、終わったら静かにしていればいいのかという問題です。これは、授業が始まったのに、先生が来ないときどうするかという問題と同じです。先生が来なくても時間になれば授業、勉強する時間は始まります。そうでないと、教える人がいないと学ばない人が出来上がります。
その時間の教科は分かっているわけですから、教科書を開けて、前回の復習はできるはずです。また、今日やりそうなところを読んでおくことはできるはずです。自分で何をするべきか考えて、自分で学んで待っているべきです。
授業が始まるのはいつ?|エンチャント先生@小学校<毎日更新> (note.com)
(4月なので、一斉授業ベースで書いてます。個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実の段階が進んだ場合では、自分学びを始めているのは当たり前ですが…。)
今日はこんなことを話していたら、授業がさほど進みませんでした。しかし、気にしない。大事なことに時間を使ったと思っています。
以上、エンチャントでした。
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