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🤱『お母さんの思ひ出』をソクラテス式問答法で熟考

こんにちは、考えたい人◎えんちゃんです。

今日は先日レビューした「涙の百年文学」の中で特に気に入った『お母さんの思ひ出』土田耕平著をまた別の角度から熟考してみます。
内容については1つ前の記事で紹介しています。

こちらに至った経緯としまして「今日こんな素晴らしい作品に出会ったよ!」と夫に就寝前意気揚々と報告したところ「もっと考察を深めて、えんちゃんの糧になる作品に昇華しよう!」と、ソクラテス式問答法を仕掛けられ、無事返り討ちにあったことがきっかけです。
厳しい、、私は根っからの理系じゃ、、と意気消沈しましたが、まぁ時間もあるのでゆっくり考えてみます。

■本題

□そもそもソクラテス式問答法って何?

ソクラテスは当時人類で一番知恵がある人間と言われた哲学者です。
そしてソクラテス式問答法とは”対話によって気づかせる”教育法です。
問いに問いを重ねて自分の考えを深め・気づきを得ようということだと思います。

□セルフでソクラテス式問答法をしかけてみる

ソ:ソクラテスな自分 え:えんちゃん
ソ>えんちゃんは、この作品のどこが特に気に入ったのですか?
え>脳裏に鮮明に思い浮かべることができるような、懐かしさと暖かさのある日常の一幕が題材であることが気に入っている。
ソ>なぜ日常の一幕が題材であることが気に入っているのですか?
え>非日常的な風景に心動くのは容易だと思うが、日常的な一幕も、振り返ると心温まる出来事だったと思えるから。
ソ>どうして振り返らないと心温まる出来事だったと思えないのでしょうか。
え>当時は当たり前でも、振り返って見たときには当たり前ではなくなっているからだと思う。
ソ>どうすれば当時でも心温まる出来事だと気づくことができるでしょうか。
え>今自分が持っているすべてのものが当たり前ではない、ありがたいものだと自覚する必要があると思う。

!?!?!?
「脳裏に浮かぶ情景があったかーい、美味しい柿が嬉しくて早る気持ちがたまらーん。いい話〜〜!」
という感想で終わっていた『お母さんの思ひ出』が!!??!
今自分が持っている全てが当たり前ではない、感謝すべきものだと自覚することで日常を充実させることができる」と気付かせる作品に!?
化けた!昇華した〜〜!!
ソクラテスの”対話により気づかせる”術中にまんまとはまりました。
ちょっと、いやだいぶ動揺・興奮しています。

昨日夫に質問攻めにされたときは正直「意地悪!こわいー!やだー!難しいー!わかんないー!」とネガティブな印象を受けたのですが笑
素直に受け入れて実践してみたらとても学びある作業になりました。
夫、今日も感謝です。ありがとう。

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