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くしゃくしゃの毛布を広げてみるー他人の身体に触れる練習

#アレクサンダー・テクニーク #アレクサンダー・テクニークトレーニー日記
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時々アレクサンダー・テクニークのトレーニングで、くしゃくしゃにした毛布やシーツを広げます。
 写真のように無造作に床に置いた毛布やシーツを、トレーニーが交代で広げていきます。

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 ルールはありません。どこから触っても構いません。
 四角く広がった状態になるまで、毛布やシーツに触れていきます。

 これが「他人の身体に触れる練習」と後から教わりました。
 いきなり他人の身体に触れるのではなく他のもので、しかも人とは想像できないもので練習するとは。 
 「どこから触ってもいい」ということは、アレクサンダー・テクニークのワークで、「他人の身体のこの部分から触れなければならない」規則はないということ。
 確かにワークを受ける時、決まったところから触れられることはありません。

 わたしは他人の身体に触れることが仕事でしたから、アレクサンダー・テクニークのトレーニングは抵抗なく参加できます。ですが今までの触れ方とは違うので、最初は戸惑いました。
 毛布やシーツにも馴染みはあるので、特に抵抗を感じることはありません。
 ですが他人に触れることが日常でないトレーニーやレッスンを受ける人だとしたら、かなり戸惑いを感じるでしょう。

 人間の身体のたとえが、くしゃくしゃにしてある毛布やシーツです。くしゃくしゃのしわや折れ曲りは、その人の習慣にも見えます。
 人間の身体に触れる練習だけでなく、人間は習慣を持っていることに気づかせてくれるトレーニングメニューのひとつでした。

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