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Encadreur N°21

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額装の雑誌「アンカードラー」21号。テーマは"Les Oiseaux 2(鳥たち)"です。
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Les Oiseaux 2 - 鳥たち

サファリ社の小さなフラミンゴのフィギュアを見つけたことがきっかけで、このペーパーに載せたフラミンゴの額装を作ってみたいなという機運が高まり、それならば久しぶりに”鳥”をテーマにしてもいいかもしれないと思いました。 ということで本号のテーマは”Les Oiseaux 2(鳥たち)”です。2とついているのはこの額装の雑誌「アンカードラー」がフリーペーパーになった最初の号であるN°4のテーマが”Les Oiseaux(鳥たち)”だったのです。今回は2回目ということもあり“Le

Flamingo- フラミンゴ

ARCHVIST GALLERYのフラミンゴがプレゼントの箱を咥えているカードはピンクの色がすてきでずっと額装して飾れる形にしたいと思っていました。 でもカードが若干小さいサイズだったため、これだけだと少し寂しい感じがして長いこと作業に取り掛かることができないでいました。 なので東急ハンズで売っていたサファリ社のミニフィギュアを見つけたときはこれで作品として仕上げることができると思ってうれしくなりました。 グリーティングカードがピンク色で統一されているのと、

document hunter - "Les Oiseaux2(鳥の素材)"

本号のテーマは「Les Oiseaux 2(鳥たち)」。前回の鳥の号で紹介したドキュモンとはちがう素材を紹介してみたいと思います。 オランダのHet Paradijsのポストカード。フラミンゴがうさぎや小鳥と一緒に台の上に乗っているのにあまり不思議な感じがしないおもしろいイラストです。こちらのカードを使ってフラミンゴの額装をしてもおもしろいと思います。 Small Adventure Paper Goodsのグリーティングカード。ほかの動物とセットになっていたものの一枚

Ducks - アヒルたち

2羽のアヒルたちがかわいいバースデーカード。アメリカのPencil factoryという会社(なんですが検索したらHester & Cookというところに飛ばされました。社名が変わったのかもしれません)のカード。 イラストの雰囲気がとてもよくて、シンプルな感じに額装して飾りたいなと前から思っていました。そこで今回”鳥”をテーマにしようと思ったとき真っ先に頭に思い浮かんだのがこのカードだったのです。 気に入ったカードを見つけると、とくにそれが自分好みのイラストだと、カードを

Little Birds - 小鳥

高松市にあるまちのシューレ963の小鳥(シューレのマスコット、インコのまるちゃん)のカード。 カードセットのなかから、この3枚を並べてミュルチ・フネートルの作品を作ろうと思いました。ミュルチ・フネートルとは直訳すると複数の窓という意味でひとつの額縁のなかにいくつかのドキュモンをそれぞれ独立させて入れる技法のことです。今回は素朴な感じのカードだったので、カードに合わせてシンプルにビゾークラシックのテクニックで揃えました。作品によってはビゾー部分の技法をそれぞれ変えるなどのアレ

Lighthouse - 灯台

少し前に手にしてからずっと額装したいなと思っていた灯台とカモメのカード。 鳥がテーマということと、暑い夏には涼しげな海のイメージがいいなと思っていたので、今回このカードを選んでみました。 暑い季節は目に見える範囲から涼しくしよう!という思いもあって、さわやかな青い色の作品を家のあちこちに飾るようにしています。 大人になってからあまり海にもいかなくなったので、海辺を想起させるブルーの空のこのカードのイメージは、ちょっと海岸沿いをドライブしている風にも見えて、新しく夏の青い

Owl - ふくろう

鳥の号の最後を飾るのは”Owl(ふくろう)”。ちなみに前回の鳥をテーマにした号も最後はフクロウ科のアメリカワシミミズクのグリーティングカードを素材に選んでいました。 テクニックは久しぶりにガラスビーズを貼り付ける方法で。この技法、溶剤を乾かすために日照時間が長い季節がよいのでこの季節に取り掛かることが多いです(冬場は乾きにくい)。 ちょうどよいサイズのフレームがあったので、この額縁に合うサイズで土台部分を作成。全体をモノトーンな感じにしたかったので、土台はシーラーを塗った