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エンカレッジで得たこと、学んだこと、伝えたいことー ① 卒業生から後輩へのメッセージ

こんにちは、広報担当のシロです。
エンカレッジ卒業生の一人が、自分の体験を振り返って後輩へのメッセージを書いてくれました。
現在は専門学校に通い、保育士を目指して日々頑張っています。
中学3年から高校卒業まで通ったエンカレッジは、彼女にとってどんな場所だったのか、丁寧に綴られています。
是非ご覧ください。


エンカレッジで得たこと、学んだこと、伝えたいこと


エンカレッジに入って、私自身が学んだこと、得たことを述べていきたいと思います。

まず、私がエンカレッジという存在を知ったのは中学3年生のときでした。
当時、私は部活を引退し、暇を持て余していました。
進路も行きたい高校はあっても、中学1年生、2年生の成績があまり良くなく、志望している高校に行けない、あなたは無理だ。と言われ続けていました。
それから、自暴自棄になった私は、「とりあえず高校に通えればそれでいい。そのためにはどうしようか。」と考えていました。
その時に、学校の生徒玄関前にある掲示板にはられていたエンカレッジのチラシに目が止まりました。
私は、幼い頃から母子家庭で、あまり家庭環境も良くなかったため、普通の塾に通うのは無理だ。と思っていました。
ですが、エンカレッジのチラシには、母子家庭でも入れる無料塾と記載されているのが目に入り、エンカレッジに通っている周りの友達にどんな所なのかを聞きました。
内容を聞いた私は、すぐに近くのエンカレッジへ行き、チラシを貰いに行きました。
そして、親に「ここに通いたい!今年から受験生で、そろそろ勉強しようかと考えていたから、通わせて欲しい。」とお願いしました。
私は、中学3年生の7月夏休み前にエンカレッジに通うことになりました。

エンカレッジに入ったばかりの私は、家庭環境が良くないことや、小さい頃から、親や周りに言われてきた傷つく言葉一つ一つが影響し、とても自己肯定感が低い子でした。
周りには、常に明るく振る舞っていて、友達の悩み事や相談事には、ポジティブに励ましていましたが、自分自身のことになると、ネガティブでしかなく、自分のことを蔑んでばかりでした。
入って最初の1ヶ月は、通うのが嫌になり、やっぱり辞めようかと思うこともありました。
ですが、次第に慣れていき、常に心に寄り添ってくれる先生方がいたおかげで、気づけばそこは、私の大好きな居場所になっていました。
私は、家に帰るのが嫌だったので、学校の授業が終わったら直ぐに早足で下校し、そのまま教室に直行していました。
その当時は、学校でもいじめにあっていて、本当に居場所がなく、とても苦しかったです。
でも、エンカレッジに出会ったことで、人の優しさに触れ、大好きな居場所に出会えたことで、今の私があるんじゃないかってくらい、私自身の中でエンカレッジはとても大きな存在になっていきました。

中学1年生と2年生の基礎がなかった私は、中学3年生になり、とても勉強には苦戦しました。
そのため、何度も自暴自棄になり、何度も「高校行くのやめよう。もうどうでもいいや。」と思うことも多かったです。
でも、常に心に寄り添い、隣で応援してくれ、どんなに暗くて辛い内容も最後には笑に変えてくれる素敵な先生方がいたおかげで、行きたかった高校では無かったものの、第一志望の高校に合格することが出来ました。
そして、高校に入学した私は、エンカレッジの高校生教室を利用していました。

高校生になった私は、色々な出来事から、人間不信になり、人見知りを発症しました。
高校生になって、楽しい思い出と一緒に、たくさんの辛い出来事に直面し、自暴自棄になり、自分を沢山傷つけ、泣くことも沢山ありました。
痛みすぎて、死にたいと思うこともありました。
でも、そんな私の心に常に寄り添い、励ましてくれ、ずっと応援してくれ、どんなに弱音を履いても笑わせてくれた先生方のおかげで、精神状態も安定し、自己肯定感もエンカレッジに入った時より高まったと思います。

それだけではなく、エンカレッジで開かれる講演会や体験学習で沢山のことを経験し、沢山のことに触れたことで、観察力、気づく力、思考力等の内心面でも大きく成長することが出来たと思います。
周りにいる友人や、先生方にも「毎年大きく良い方向に成長しているね。」と言われて、もっと頑張ろうと思いました。
なので、エンカレッジは、私に沢山の夢と希望を見せてくれました。
そして、たくさんの優しさと愛情をくれました。
今の私がいるのも、ここまで支えてきてくれたエンカレッジの先生方のおかげだと思います。

私がエンカレッジを通して学んだこと、得たことは、夢を諦めなくていい。
間違いを恐れず、夢に向かって、ただ一生懸命頑張れば、いつか叶う。
そして、誰にだって一人一人いい所がある。
そんなに自分を否定しなくても、ちゃんと周りは見ているから、自分に自信を持っていいんだよ。ということです。

私はエンカレッジで学んできたことを下の世代に伝えたいために、今年から講師として働き始めました。
エンカレッジに通っている生徒のみんなには、自分を否定し、夢を諦めるんじゃなくて、誰でも夢は持っていいと思うし、一人一人いい所が沢山あると思うので、自分に自信を持って夢に向かってただひたすら頑張って欲しいです。

最後に、エンカレッジに通っているみんなに伝えたいことは、君はひとりじゃないから、何かあれば周りを頼ってみるのもいいと思うし、私たちはみんなのことを応援しているので、自分に自信もってこれからも頑張って欲しいです。

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