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35日目〜不妊治療クリニックへの再入学〜

妊娠判定を受け
無事に胚嚢確認、心拍確認が出来ると
不妊治療クリニックを''卒業''する。

憧れだった卒業論文ならぬ、卒業生のアンケートを意気揚々と記入し、クリニックに別れを告げた私だったが、残念ながら再入学することになった。

出戻りは少々気まずいので
いっそのこと他のクリニックを探そうかとも思ったが
通いやすく、慣れ親しんだクリニックだし
初めての体外受精の妊娠出来ているから、実績もある。
という訳で、とりあえず前に通っていたクリニックに予約した。

先生の診察では、すごく気遣って下さり、早くも泣きそうになる。
今回起こった事を話し、今後について前向きに話が出来たので、その時点でクリニックに通い続ける事に決めた。

採血は、個人的に好きだったベテランの看護師さんだった。
「本当に残念でしたね。びっくりしたでしょう。お身体は大丈夫でしたか?お腹は痛くなったりしませんでしたか?」
前と変わらず優しくて、採血の短い時間に色々話をした。
危うく涙腺崩壊するところだった。

クリニックが終わり、少し時間があったので
妊活中にお参りに行った子授け神社に寄った。
ちょうどお宮参りに来ている家族がいた。
赤ちゃんの声が境内に響く。
お参りに来ている人達が微笑ましくその様子を見守る。
私も次は赤ちゃんと来れたらいいな。
思いを込めて、お参りした。

その後は久しぶりに鍼灸に行った。
妊活中から通い、妊娠して一度行ったあとは
つわりで行くことができていなかった。
ここでも今回の事を報告し、身体のメンテナンスをしてもらった。
鍼も指圧も、今日は痛かった。
まだ身体が弱っているのかもしれない。


なんだか今日は色んな人(神様も含む)に
死産の事を報告した気がする。
死産の事を話すのは、そんなに苦ではなく
むしろ頭が整理されるし、デトックスにもなる。
話が出来て良かった。

さてまた、クリニック通いを頑張ろう。





























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