見出し画像

生産者の新たな販売方法の模索と、共に目指す地域の活性化

今までは処分していた栗の鬼皮の成分調査を依頼したところ、ポリフェノールを始め有用な成分が含まれていることがわかりました。

これを粉化し、さらには材料化することで、栗の風味をより高める為に使用したり、健康志向需要のニーズにお応えするお菓子を創り上げたりなど、今後、より有用に活用が進みそうです。

 粉化は新たなブランドである「おかしな大地(恵那山ファーム)」にて、乾燥、焙煎、適温調理、真空濃縮、気流粉砕という5つの加工方法を使い、各地のブランド野菜、果実を粉化し、商品化も進んでいます。

 例えばサブレ工場(旅する山の栞)では3つのコンセプトを軸に添えています。

 一つは地元に貢献する「岐阜可児サブレ」。
一つは地方生産者から買い取った素材を粉化し、生産者に返すことで、生産者は素材と製品、「二回販売(二面市場サブレ)」することができます。

 今までBtoBで行ってきた事業を、自分の地域でBtoCとしても販売することができます。

 製品の製造ロットについても仮に1,000箱からの製造とした場合、始めはその数量を販売する自信のない方がほとんどです。

 その為、その内100箱を生産者に、残り900個は恵那川上屋店舗でも販売していくこととしました。
これで出口までのバリューチェーンが出来上がります。

 そしてもう一つが「地域サブレ」への挑戦です。

 例えば飛騨高山には美味しいほうれん草があり、それを粉化し、さらに高原野菜等を粉化、ブレンドして「飛騨高山高原サブレ」を開発しました。

 販売方法は高山の自店舗と、高山で地域密着型食品販売を行っている会社と組み、販売が始まっています。

 拠点である可児サブレ、生産者の挑戦と二面市場サブレ、地域特産物を使った地域サブレの3つのコンセプトを徐々に進化させながら三つ目の柱を育てていきます。

 売上をただ求めていくのではなく、新たな生産者の販売方法を模索し、共に地域活性に寄与できればと考えます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?