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私が思う『食』とは?

みなさんは「食べること」はお好きですか?


私は好きです。

 
もちろん一流の素材、一流のシェフが創る味も素晴らしいと感動を覚えますし、幸福感を覚える新鮮な食との出会いは今でもあります。


ただ、どちらかと言えば身構えて食事をするお店よりも人情味の感じられる、肩肘張らずに食事ができるお店が好みだったりします。



多種多様なジャンル、国、食材、調理法で食を楽しんできた経験から、今もし、若い人に「食」に対してアドバイスを贈るのであれば、


「たくさん食べて欲しい」


この一言になるかと思います。


少し拍子抜けの言葉と感じる方もいるかと思いますが(笑)、


言葉の真意として、若いうちは様々な食材や料理と出会い、食の経験値を積むことが将来、


もっともっともっと、食を楽しむ為に大切で糧になる期間だと感じるのです。
 
 
今、「もう一度食べることができるのなら何が食べたいか?」を自身に問いた時、真っ先に母が作る“味ごはん”を思い浮かべます。



かやくごはん、炊き込みごはんのことを東海地方では“味ごはん”と呼ぶのですが、鶏肉、ごぼうやしいたけなどの具材をだし汁で炊き上げたごはんです。

 
子供の頃、誕生日やお祝いなどの特別な日に母が作ってくれた味ごはんは世辞抜きに美味しく、翌日も鍋底に付いたおこげと併せて食べるお茶漬けがまた最高で、いつも楽しみにしていました。

 
思い出という名の調味料を加えずに、料理の味だけで採点したとしても、私の中でまた食べたいと思う美味しい料理です。
 

 色々な食材、料理と出会い、食を楽しむことは、自己投資の一つだと考えます。


新しい食と出会った時の感動や幸福感。


様々な感情や感性が刺激され、活力にも繋がります。
 
 
目で、舌で、香りで、音で、記憶で楽しませてくれる、


「食」とは身近なエンターテイメントです。


 
最後に「好きな食べ物は?」の質問に対しての私の答えは、


「おふくろの味」です。

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