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恥ずかし、恥ずかし、、

 幼い頃のことを話されて、赤面することありませんか。赤面ぐらいでしたら、ままあることで、まだ子供だったのですからと大目にみてもらえます。また、言われた本人も、まあ、激しい子供でゴメンナサイくらいで済みます。ところが、、

 出来るだけリモートワークで、会食などは全て中止となると、、会議もお茶会も、リモートでとなり、すると、あれまあ、そんなことあったかしら、まあ!そんなこと言わないでほしいわと感じることが、次々と出てきて。

つまりは、生の顔を見ていない、生の私がその場にいないので、あれ?あれ?と私としては感じる事ごとが、皆さんの口から出てくる始末でして。

 親類筋も、職場関係も、学習仲間も、全てメンバーの中で、私が一番の年少になりますので、私の子供時代、下手をするとオムツ時代までをも知っている人が沢山いるわけで。

 今日は、えぇー??! そんなこと言った記憶ないなぁと思うことを言われ、自宅にいるわけですから、お茶をそおっと運んできてくれた姉に訊いてみると、

「えぇ、その話、事実よ、、えなは言ったのよ、、」

姉は私より6歳上ですから、忙しい母に代わって、姉というより、母親のような側面もあったので、破天荒な妹が為した事ごとは、本人の私より記憶しているのですが。 姉が事実というならば、事実なのだろうと観念し、恥ずかしくて、恥ずかしくて、これからは口を慎まなければと、
強く決心したのですが。

「人を変えようと思ったら、まずは、自分が変わらなければダメです!」

大学を卒業して、新任教師として、初めて担任になったクラスは、
なかなか激しい生徒が多く、真面目で一生懸命だった先生は、すっかり落ち込んでいたのですね。

小学校5年生。
少なくとも、私には、新任の若い先生が元気を失って、落ち込んでいるように見えたのでしょう。

あるとき、朝礼が終わって、今まさに授業が始まるという瞬間に、ハーイと、クラスの中で一番小さな私が立ち上がり、

「先生に聞いてほしいことがあります。先生は悩んでいます、私達が、先生のお話をきかないと思っています、どうしたら、よく話をきいてもらえるかと考えています、、でも、先生、
人を変えようと思ったら、まずは、自分が変わらなければダメだと思います。」

と、言ったそうです。
先生は、それからとても変わり、和気あいあいの素敵なクラスになったのですが。

このチビ助の私の言ったときの情景や言葉を、覚えていて、話してくれたのは、その場にいた、同級生の✘✘君です。
たまたま、現在は関係会社に籍を置きつつ、一般的にいうところの青年実業家で。

かなりナマイキ、本人は無頓着であっても、チビ助が、大人に対して、決めつけたような物言いをして、しかし、しかし、それから後、生真面目で一生懸命だった先生は、すっかり変化して、クラスは一つにまとまっていった。

とか。

言ったかなあ?!と、私自身に特別な記憶がないのは、性格として、我慢しない、感じたらすぐ口にするタイプだったせいかとも思うのですが。

恥ずかし、恥ずかしと強く感じたのは、、その件で、先生から何度か連絡があり、母と姉と祖母の間では、「困った子ね、、、」と話題になっていたらしく。

本人の私の知らないところで、随分と家族にも、周囲の人にも迷惑をかけていたのだと。

人は、1人では生きられない、
いないようで、必ず、誰か彼かが、守って、みつめてくれていて、育つものなのですね。

✘✘君には、 
忘れなさい、忘れて!と懇願しましたが、✘✘君にすると、
言うべきときには言わなければ、そして、自分よりずっと年少者であっても、真摯にその意見に耳を傾けるべきであることを、学んだ経験だそうで。

そんな風に言われると、余計に恥ずかし、恥ずかし、、、ですが。

外はすっかり雪景色に。日中の最高気温も2℃とか、1℃とか。

寒い空も、一瞬でも太陽が顔を出すと、木々も喜びます。

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のんびり週末過ごしたいですね。