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一瞬のゆらめき

宇宙船 果てしなく続く暗黒に
音もなく消えていく夢をみていた

船はゆっくり進み続け
煌めく星たちの間をくぐり抜ける

書きかけの日記を閉じて立ち上がる

だんだん意識が薄れ
体は軽やかになって
遠くなる時計の音に
鮮やかになる惑星の音色
微かに見えた魂の正体に
小さく震える

僕がリュックに詰めてきたものは
ただの石ころになっていた 

目が眩むほどの光の中で 僕は僕を見つけた

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