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夜の散歩道

真夜中、土手の下を流れる川の茂みが揺れた。
鳥がいるのかと思い橋の上からじっと見つめてみた。
ガサガサと揺れる茂みの中から、獣のような低い唸り声がした。
その"獣"は唸りながら茂みの中を走り出した。
自分が今いるところから茂みまでは3メートルほどしかない。
うかうかしていると襲われるかもしれないと思い、急いで立ち去った。

あいつは一体なんだったのだろう。
立ち去るときに、3つに光る目が見えた気がした。
まさかね。

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