大河ドラマ「光る君へ」感想 (7)
感想めちゃくちゃ遅くなってしまった!
もうあと数時間で最新話来ちゃうやん。やべ。
ともかく2月中は仕事が忙しいことが一番の理由なんだけど、ちょっと今週(先週?)は…………
あまりの少女マンガっぷりに驚いてしまった。
これって恋愛ドラマなんだなぁと再確認した回でした。
以下、感想。
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*お出てぐるぐるプレイの帯? を握りしめて咽び泣く花山天皇。
……死穢の概念、あったの??
穢のない世界線かと思ってました。。
*「私は道長さまをあきらめなければ」
「そのために、何かをしなくては」
(このドラマって心の声大きめですよね。わりとなんでも言葉にして言う)
*盗賊……義賊?
衣ってこんな感じで配るの? と驚いてしまった^^;
実際にはどうだったんだろう。
検非違使の記録文書でも、やはり盗賊の獲物は圧倒的に衣が多く、前回登場した被け物なんかも、ほとんどが衣。
この、衣の流通ルートってどうなってるんだろうと前々から不思議だったんよね。
貴族らはともかく、庶民は高級な衣や器材をどうやって日々の糧に変えるんだろうか……米なり金なりに換えてくれるところがあったはずなわけで。
一度、ちゃんと調べてまとめてみたいな。
「ぶすっとささった気がする」……思い込み強めの道長、解釈一致です。
個人的に道長は感受性強めで思い込み強めな気がしてる。よく“涕泣”するし。
*「おかしきことこそめでたけれ」
まひろ、散楽作家になる。
でも、うーん…………やはり急な気がする。
後世、作家になることがわかってるから起こってる事象なんだろうけど、現在のところ必然性を感じないんよね。
物語が好き! 和歌や漢学が好き! っていう個性よりも道長への恋のほうが大きな出力になってるからかな?🤔
*右大臣・兼家にまたしても責められてる晴明。
晴明のこの感じもまだよくわからないまま……
「陰陽師が右大臣家(政あやつる人)の命運もあやつる」? とはいかに?
晴明は能動的に何かことを起こすわけでもないだろうに。謎すぎる……もしやこの後、ラスボス的存在になったりする?
(ますます主人公が誰だかわからなくなるな(^^;))
兼家のセリフ。
「人を殺めるな」
「人の命を奪うは卑しき者のすることだ」
み、道兼……(涙)
やっぱり、だから父は道兼を捨て駒に決めてしまったんだね(;-;)
とともに、晴明らをも貶してることになるんだな。
そして問題のシーン。
晴明が道長をじっと見つめて。
ここ、何を見出したのかと気になるよね〜(^^)
後年のあれやこれやの逸話、どこまでどのように描かれるか、楽しみ。
今作の晴明って、仕事人の中間管理職的官人かと思いきやわりと霊感人間だし。
*よく見たら、寝てるのに兼家に手をかけてる寧子さん笑
このシーンはね! ダンダンッ!!
せっかく、怖い夢みて呪いとか恨みを怖がる兼家、いいぞぉ〜っと思った矢先に「大丈夫大丈夫、ミチツナ、ミチツナ……」って、笑いに変えちゃったのがほんとに残念(T_T)
(根っからの関西人なのでこのノリにまだついていけてない。面白いのか? わからない……)
しかし寧子さん、生霊や怨霊よりこわいわ。なんの洗脳やねん笑
*散楽のみなさん、練習中。
さて、『猿も木から落ちる』諺はこの時代にはあったのか果たして。江戸時代のいろはカルタにはあったようだけど。
似た感じの諺なら、『弘法にも筆の誤り』のほうが古そう。空海はこの時代よりさらに200年ほど前の人だし。
まひろが考えてきたのは猿と狐の話。
猿に模した右大臣家と狐に模した貴族たちへのあてこすり。
(ストーリーは良くわからなかったけども)
初見ではよくわからなかったけど、字幕付きで観ると“ふく”は“福”だったそうです。
右大臣家よりも、他の貴族たちがアホだってことのように見えるな。初回に出てきた史記の『馬鹿』と同じ感じで。
*何もかもにやる気を失っちゃった花山天皇。
「だって他の者は信用できない」
「みんな右大臣につながってる」
(本郷奏多氏だからか、かわいそかわいい……孤独なんだね。。)
そしてチクリとする為時。
陣定! 陣定だ!!(オタクの祭り)
皇后の追号を提案する義懐。(今も昔も、他にもっと議論するべきことないんか、政治家さんって)
「下位の者より順に意見を」が観れて嬉しい!
(やはり働く公卿たちは良き!)
さて、円融院の后の遵子さまが現在まだ中宮。
中宮とは皇后の呼び名に過ぎず、結局は同じもの――とのことなので、追号(できるのだとしても)は実際どうなの??
「意見は下位の者から」とピシャリ言う公季。(このいかにも貴族的な“素人は黙っとれ”感がいい(^^))
おっと、ここで兼家が義懐に賛同。
これはのちのちの、道隆による皇后と中宮の分離への伏線か??
*蹴鞠実資! おひさしぶり! 待ってたよ!(サーファー貴族とか木彫りの熊とか言ってたくせに、もう大好きになってるw)
はっきりいって好きではない右大臣。(大事なことなのでまた言いました)
奥方がいらっしゃいましたね。おそらく、源惟正の娘さんっぽい。(史実ではこの頃(985年4月28日)、女児を出産予定のはず)
この実資という人は長生きする人の常と申しますか、奥さまや子どもに短命の方が多く、家族をたくさん見送る人生だったらしい。切ない。。
書くにも値しないことは日記に書くのがそんな実資流。
このあとも「如何なものか」を連発。
飛び級の義懐や、そのあおりで左遷された人たちを思ってイライラしてます。実直。
*道隆と道兼の酒飲み。
泣き上戸なの道兼?? ^^;
だけどやっぱり目が効くな、道隆。
「わしはわかっておる。お前を置いていかない」
心が弱ってる時に井浦道隆にこんなん囁かれたらそりゃあコロりですね。
*あああ〜〜〜階に腰掛ける公達〜〜〜〜良き!!
ニヤニヤ公任「身罷られる前に偉くしてもらっておけばよかったな」
暗い顔の斉信「もうそんなことどうでもいい」
しょんぼり公任「……すまぬ」
いらん事言いだけど、ほんと悪い子じゃないんだよね、公任。(推し)
みんな若々しくてかわいい。アオハル感。
「入内は女子を幸せにせぬ」と道長、特大のおまゆう。(^^;
「気晴らしに打毬でもするか」って。
そんなかんたんにできるもんなんですか、あんな大々的な! (上級貴族の息子のスケール感)
*ところで、「ずいぶん前のこと」だったの、あの恋文……(;∇;)
道長の清々しい「フラれた!」
フラれたって言葉……その頃はあったのかしら……(また始まった細かいツッコミ)
万葉集における、額田王の歌。
この“袖を振る”行為が恋人たちの合図であり、“袖にする”“フラれる”などの語源にもなったらしいけど、この時代ではどうなんだろうね。耳障りとしては、近現代的なんだけどなぁ。
(ちなみに“袖にする”には、“動くには着物の袖は邪魔なもの”っていうところからきてるとの説もあり)
*そして風雲急を告げる……右大臣家の兵たちが散楽を止めに。激昂する道長。
名指しで右大臣連呼したのがよくなかったのか……
乙丸〜! さっさとまひろ姫さま連れて逃げろよ、乙丸〜!
そこへ駆けつける道長「やめよ! 道長である!」
ピンチのまひろを救い、手を引いて逃げる道長。(置いてけぼりの乙丸めっちゃかわいそう!)
手と手が触れ合ったり触れ合わなかったりラジバンダリ……な2人。
いやなにこの甘酸っぱい空気! アオハルやん!
「私が作ったの」
「おれたちを笑いものにする散楽をか。――俺も見たかった」
雰囲気が和んだところへ駆けつける従者と当て馬 直秀。
「邪魔しちゃった?」って、アオハルやん!!
(もうやだ、甘酸っぱすぎてムリ、おばちゃん砂吐きそう(;∀;) )
「お前の一族は下の下だな」
「まったくだ」
こういう、男同士の会話は好きですね〜道長はわりと、セリフとかから心の動きみたいなものが見えてきてて面白いです。
*そしていつものパパたちのヒソヒソ話。
「帝の様子はどうか」と問う兼家。
「もうやめたい」と訴える為時。
でもこれって、たしかにどうかという話なんだよね。理由はどうあれ、兼家の推薦のおかげで花山天皇に気に入られ、その後、職にありつけたわけだから。
恩っていう意味では、この時代、重〜いもんだよね)
「そうか。もうよい、これまでといたそう」
↑↑↑あかんやん、やさしげな労いの言葉はよけいにあかんやつやん。代替わりしたらサヨナラされてまうやん……!
宣孝はやっぱりわかってました。
為時は馬鹿正直なんだよね。馬鹿真面目……
「はよ右大臣家に戻って取り消してこい!」と。
この時代の貴族たち、こういう時流の機微を察することができるかできないかが人生の岐路なんですよね。。
*そんなわけで、打毬のお招きに盛り上がる姫女子会。
参加者に道長の名前があるのを見て、行くつもりはないというまひろ。
それにしても、打毬観戦してる姫さまがた、既視感あると思ったら運動会のママですよね、これ。
御簾のない世界線、ここに極まれり、ですよ。
顔隠すとかもうそんな概念はねぇ。
いやーしかし、やっぱいいね、若人の打毬姿!
蹴鞠もよいんだけど、お馬がカッコイイじゃないですか!
えっ、ききょうもおるの! と、ビックリした(^^;
ところで彼女も身分的には受領階級の出自やのにエラい偉そうですね。倫子はじめ、上級の姫さまばかりなのに堂々としておられる。
こういうキャラでいくんですね〜やっぱり清少納言だし。
(ずっと清原元輔女呼びだけど、この頃なら橘則光妻と呼ばれるのでは……と思ってたんだけどこれは意図的にそうしてるのかな、と後で思った)
行成腹痛により欠席はちょっと笑ってしまった笑笑
あと、最近見つかった弟→これ、兼家ならマジでありそうで笑
遅ればせながら決意して、めっちゃ現代っ子みたいに歩いてくるまひろっち。
もうこれすごいアオハルじゃないですか〜やだ〜〜
しかし打毬を上空から俯瞰して見る目線、ええですなぁ✨✨
これぞ令和って感じ。五節舞の時も思ったけど、こんなのなかなか拝めないよ。ほんとありがとう、大河ドラマ。
競技シーンもとても見応えがあった。練習たくさんしたと前情報にあったけど、本気でプレイしてる感じが伝わってくるし、長い見せ場だったから満足感があったな(^^)
(五節の舞姫は短すぎて悲しかったのでほんと嬉しい)
が、ききょうさん、人妻やのにあの思わせぶりアイコンタクトはあかんやろ笑(わざとかな〜わざとかな〜枕草子的に考えるとやっぱりわざとかな~)
競技終了後もさわやかな平安ボーイズ✨
ほんとに試合してたんだね。声掛けあってるの、かわいくて良い。
そしてにわかの雨!(なにかが起こりそう)
猫が逃げ出す!(あっもうこれ、すでにアオハルやん!)
猫を追いかけ、人の気配で物陰に隠れるまひろっち。(少女漫画で100万回くらい見た!)
そこへやって来る男たち……アオハルやん!!!!(本日n回目)
まずはお約束のサービスシーンですね。はい。
無造作に御装束を脱ぎ、身体をふきふき。
(あの装束、衣地からしてめちゃくちゃ高いから濡らすと大変だって現代の蹴鞠の会の方はおっしゃってました)
出しゃばりの女……しかも、ききょうって名前呼び?
まひろ評→「地味でつまらん」「あれはない」
倫子評→「見てみたらもったり」
「やっぱりききょうだ! ききょうに首ったけだ!」という斉信にニンマリ。
ところで“首ったけ”っていう表現、このころにはあったのか……?(もうええわ)←江戸時代ころから使われている言葉のようです。
まひろレベルの女なら邪魔にならない。身分が低いから妻としてはダメ。上級貴族の子息の結婚は、恋とか愛とかじゃない。
いいところの婿に入って嫡妻にして、生まれた女子を入内させて、それでもって自分は好きな女に通えばいい。女こそ、家柄が大事だ。
まひろちゃの耳に痛い言葉がザックザク飛び込んでくる。
(この間、道長は何も言ってないんだけどな。少女漫画のセオリーどおり!)
だけど道長、栄花物語では大河の公任のセリフと似通ったことをのたまっております。
そして実際、道長は皇家の血を近くにひく源氏の姫を妻にしている。
彼の祖父の師輔も、内親王との結婚を求めたし、道長にとっては“やんごとなき血筋の姫”との結婚は当然の目標だったんでしょうね。
この一聞にしてゲスな雨のボーイズトークも、兄弟順や親戚・縁戚関係、運の良し悪しでその地位を左右されるデッドヒートに身を置く彼らにとっては、当然のことなんだよなぁ。
そして雨のなかを走り去るまひろ!
それを見つめる直秀!
その腕に、負傷を見つける道長!
次回は、「手紙燃やしました」まひろ、「神の斎垣も越える」道長、「邪魔しちゃった?」直秀、「こんな気持ち、初めて……(予想)」倫子、「?????」道兼、の五角関係?
まひろの恋、いったいどーなるの!?(大河ドラマとは???)
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いやはや、今回もツッコミが多くなってしまいました (^^;
あとですね、先日ふと気づいた細かいツッコミなんだけど……
堤中納言邸(廬山寺)と土御門第(京都御所内仙洞御所)、近すぎる問題!笑
7分もかかりません。たぶん3分くらいで着く。
さてさて、そんなこんなで今夜、八回が放送されますね。
(早見組はもう視聴済み?)
今夜も楽しみです。
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