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名作宇宙(と宗教)映画「コンタクト」


最近見ませんね、こういうジャケット

最近は宇宙系の映画もたくさん面白いものありますが、これは外せない名作。

監督がロバート・ゼメキス(バックトゥザ・フューチャー、フォレスト・ガンプなど)
音楽がアラン・シルヴェストリ(バックトゥザ・フューチャー、アヴェンジャーズ)
撮影ドン・バージェス(ゼメキス作品はかなり撮っている)
原作カールセーガン(天文学者で作家)
出演がジョディフォスターやらマシューマコノヒーやら

もうこれだけで名作確定の予感ですよね。

あらすじとしては、子供の頃から宇宙に興味を持ってSETI(宇宙人探す人たち)に取り組んでいる主人公アロウェイが障害を乗り越えつつ研究に勤しんでいると、宇宙からあからさまに人口的な電波が飛び込んでくるわけです。
これは世紀の大発見!となり、その電波の解明に取り掛かって・・・。

ってな話。(雑)

ま、あらすじなんかはwikiでも見ていただいてですね。ちなみにここから先はガッツリネタバレを含んでいます。

まず、オープニングのシーンから最高なわけです。地球の近くからカメラがスタートして徐々に地球から遠ざかっていくだけ、なんですが、ここにラジオ放送が乗ってるんですね。
地球の近くは最近の音楽。遠ざかるにつれてどんどん古い放送に変わっていくわけです。これで距離感を示しているんですね。
ずーっと遠ざかっていって、そのうち無音になって・・・・
銀河系を見渡せるぐらい遠ざかって、その銀河系を俯瞰するとさらに銀河系のように見えて・・・って壮大なイントロ。

そういえばゼメキス監督はフォレスト・ガンプのイントロも最高でしたよねえ。あちらもアランシルヴェストリのピアノに乗せて極上のイントロでした。

他にもカメラワークで有名なシーンがあります。子供の頃のエリーが倒れた父親のために薬を取りに行くシーン。エリーを正面から撮っていたはずのカメラワークが実は・・的な。これが文章で表現できるわけがないので、割愛しますが、この辺りも最高。

勿論カメラワーク以外も最高ではあるのですが、まずなんといっても嫌な上司であるドラムリンが最高にムカついて素晴らしいですね。なんか純粋に悪いことやれちゃう人、っていう台本と演技なんですかね。トムスケリット嫌いになっちゃいます。

他にもカルト宗教の爆弾魔役の人もサイコな演技がバチバチにハマっています。

で、実はこの映画、宇宙のみがテーマではなく。宗教vs科学 ってのもテーマの一つです。

神を信じるか、と聞かれて「科学者として証明できないものは信じない。神がいるけど姿を現さない、というややこしい説明が真か?それとも神はいない、が真か」
と答えちゃう科学者主人公。(かなり雑に説明していますが、オッカムの剃刀ってやつですね)
もう一人の主人公は神父さん。いや、もうどうすんねん、って話。
神父さんも意地悪に「君のお父さんは君を愛していたか?じゃ、証明して」
とか言っちゃうし。(主人公のお父さんは若くして亡くなっている)

ちなみに日本や日本人もたくさん出てきますが、それは勿論ハリウッドクオリティ。変にお辞儀するし、喋んないし、日本の部屋も掛け軸かかってて「海外から見た日本のイメージ」って感じ。
これも込みで面白い映画ですね。

原作者のカールセーガンは結局この映画を見ることなく亡くなったそう。

150分くらいの映画ですが、飽きずに何回も見れちゃいますよねーって映画。

書いていてまた見たくなってきた・・・。

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