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経営チームに入れてはいけない人とは?

会社の未来を担う経営チームを結成する際に、一番慎重に考えなければならないのは、誰を経営チームのメンバーにするのか、ということです。

常識的に考えると、現在の幹部、すなわち、各事業部のトップということになりそうですが、必ずしも、そういった基準で選ぶことだけがベストとは限りません。

現在の経営トップが引退した後、会社を担っていくのが経営チームですから、例え管理職になっていない若手であっても、将来は会社を背負っていきたい、長期的に発展させていきたいというやる気と志のあるメンバーであれば、経営チームメンバーに抜擢することも有効に働く場合があります。

反対に、現在重要な役職に就いていて、経験年数が長かったとしても、絶対に経営チームに入れてはいけない人もいます。

それは、次の3つの特性を持っている人です。

1.人の強みよりも弱みに目がいく人
2.人格よりも能力を重視する人
3.人に対する配慮の足りない人


なぜこういった特性を持っている人は、絶対に経営チームに入れてはいけないかというと、それは経営チーム内の“心理的安全性”を損ねる可能性が高いからです。

経営チームが最大のパフォーマンスを発揮するための最大の条件は、チーム内に“心理的安全性”が保たれていることです。

つまり、「この場では何を言っても受け入れてもらえる」とか「安心して本音を曝け出すことができる」という空気感を作れることがとても大事なのです。

ところが、上記のいずれかに該当する人がいると、どうしても「また、あの人に弱みを指摘されるんじゃないだろうか」とか「自分の考えの甘いところを突かれてしまうんじゃないか」という心理が働くようになり、萎縮して言いたいことを自由に言えなくなってしまいます。
そのような空気感の中では、なかなか会議は活発化しません。

会議などにおいて、自由にモノが言えない雰囲気のチームは、決して良いチームになりません。反対に、生産性の高いチームは、例外なく、メンバー全員が自由に発言できる柔らかい雰囲気があります。

それぞれが自分のアイデアや意見を自由に出し合える分、より多くの観点やアイデアがテーブルに乗り、その分議論がより建設的でクリエイティブになるためです。

経営チームのメンバーには、他者の強みに焦点を当て、お互いの強みを生かし合おうとする人を選ぶべきなのです。またお互いが気持ち良く働けるように配慮のできるメンバーを選ぶべきなのです。

 
 
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