「新世紀エヴァンゲリオンはINTP的かINFP的か」を読んで「新世紀エヴァンゲリオンはタイプ5的かタイプ4的か」を知る

以下の「INTPとINFPの違い」がエニアグラムのタイプ5とタイプ4の違いの説明とも重なります。
この引用のリンクは勝手に貼っているいるので、ご迷惑ならコメントください。コメントがあれば、この記事ごと削除します。

『<MBTI比較㉑>INTPとINFPの違い』

INTPは科学寄り、INFPは文芸寄り

エニアグラムのタイプ5は、『観察者』『思考者』とも言われる性格で、この「INTPは科学寄り」は当てはまります。科学とは関係なくともタイプ5は「学者タイプ」ではあります。

エニアグラムのタイプ4は、『夢想家』『芸術家』とも言われる性格です。
「INFPは文芸寄り」に当てはまります。

INTPは知識を重視し、INFPは共感を重視する

タイプ5はヘッドセンターなので、知識を重視します。
タイプ4はハートセンターなので、共感を重視します。


それで今回取り上げる気になったのは、以下の説明が良かったからです。
INTPをタイプ5、INFPをタイプ4に読み替えて
新世紀エヴァンゲリオンの説明をタイプ5視点タイプ4視点の違いとして見るとたしかに納得できます。

新世紀エヴァンゲリオンはINTP的かINFP的か
(※ 新世紀エヴァンゲリオンはタイプ5的かタイプ4的か)

 ニッチな需要でありながら、平成を代表するアニメ作品となったのが新世紀エヴァンゲリオンだ。この作品は複雑に散りばめられた考察要素やほうぼうに使われた学術用語によって注目を集めた。

 私は以前はINTP(※ 『思考者』タイプ5)的な興味でエヴァを視聴していた。したがって興味の対象は作品の伏線の考察ということになる。サードインパクトの構図とはどうなっているのか、アダムやリリスとは何なのか、綾波レイは使徒なのか、といった具合だ。もちろん「セフィロトの樹」や「ターミナルドグマ」といった用語にも興味津々だった。エヴァQに至っては未解明の謎があまりにも多すぎて、10年に渡って考察サイトにのめり込むことになった。

 しかし、こうした見方は恐らく本質からはズレていた。エヴァはINTP(※ 『思考者』タイプ5)ではなく、INFP(※ 『夢想家』『芸術家』タイプ4)の物語だったのだ。エヴァや使徒といった謎の考察は単なる舞台装置でしかない。町並みやミサイルといった装飾品だ。エヴァとは主人公や周囲の人が抱える心の問題や人生の苦悩を描いた作品であり、その答えは出そうにない。エヴァQで描かれていたことは空白の14年間の出来事それ自体ではなく、14年間のブランクを経て人間が社会の動きに置いていかれた喪失感だった。シンエヴァにおいても人類補完計画は副次的な役割でしかなく、本当に大切だった内容は主立ち直った主人公たちが未来に向かって歩みだしたことだった。エヴァという作品はINTP(※ タイプ5)目線では難解極まりなく、伏線回収を放棄した作品なのだが、INFP(※ タイプ4)目線だと実に理解しやすい作品なのである。

どうでしょうか?
INTPをタイプ5
INFPをタイプ4
に置き換えても、違和感無く読めませんか?

私は、これを読んでなるほどと思い
エヴァというものが、すっきりと理解できたのでした。

私は庵野秀明をタイプ4と見ています。
そしてタイプ4は、自分起点の物語を書く人です。

リソの本を参考に両者を言い表すならば、
タイプ4は、「自分の魂の動き、自分自身の暴かれた事実、創造の過程に深く没頭していく中で自分の内部に発見した闇と光をとり上げる」傾向がある。

(中国zhihuに載っているタイプ4とタイプ5の比較)
t4とt5はともに創作を好むが、t4の創作は個人の主観的経験を反映するものがより多い。彼らの創作は往々にして「自伝」の性質を帯びている。自身の個人的な物語または周囲の人物の経歴を“底本”とし、創作を通じて自身が誰であるか、および自身の思ったこと、考えたこと、感じたことを表現するのである。

「エヴァや使徒といった謎の考察は単なる舞台装置でしかない」
というのは言われてみれば確かにそうで、
『夢想家』のタイプ4的には、それはデコレーションであり本質ではなかったわけです。
『思考者』のタイプ5的には、「広げた風呂敷は、たため」と思うのですが、『夢想家』タイプ4としては、なんとなくのイメージを補強する装飾でしかないため、それほど大切ではないのです。
「頭で理解するな、心で理解しろ」ということです。
ほら「1000パーセントありえない」なんて発言する人がいるじゃないですか。あれ数学的にはおかしな発言なんですけど(100パーセントが正しい)、気持ちを表しているので、発言者としては、そんなことはどうだっていいのです。
あらゆる設定がもはや装飾だったんです。そこは重要ではなかったんです。本当に重要だったのは「感情の表現」であったわけで
「自身の主観的経験を反映」させて表現できればそれでよかったというわけです。

私は、伏線を回収しなかったエヴァは見る気がしなくなって脱落した者ですが、この説明でエヴァの謎が解けました。
そしてタイプ4の気分の上げ下げで疲れたことを思い出し、脱落して良かったとも思いました。

分かってしまえば、身も蓋もない話です。
これだと正解が1ページにも届かないので考察本が売れなくなります。
前提理解としての性格説明のほうがページ数としては多くなりそうです。


いろいろ納得したので、この文章を取り上げたくて、今回この記事を書いてみました。

この話を終わります。

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