[ゲットアウト 感想 80/100点]
今、
貴方が感じている違和感。
それは決してただの違和感ではない。
違和感と感じた時点でそれはほぼ間違いなく確信なのである。
あれは私が高校3年生の時。私には好きな子がいた。
自分のものにするべく私は当時の親友に指南を仰いだ。
的確な指示だった。心底相談してよかったと思った。
恋愛とは非情なものだ。結果は撃沈。
私はこの時、まだ違和感の正体に気づいていなかった。
その正体を知るのは大学進学後すぐに、親友とその子の1年半記念日をinstagramで知った時だ。
あの日ほどマーク・ザッカーバーグを恨んだ日はない。
もし貴方が少しでもなにかしらに違和感を感じているのなら、一刻も早くその違和感の正体を確かめた方がいい。悪いことは言わないから。
では気になった点を見ていこう。
1.際立つ狂気
作品を通してずっと、形容し難い狂気が漂っていた。
その要因として個人的に主人公クリスや黒人メイドの、印象的な笑顔を強く押したい。
お笑い、サッカー、色々なものに精通している常識、緩急。
今作では終始漂う狂気のなかに、笑顔という緩急が加えられることにより、狂気により磨きがかかっている。
クリス演じるダニエルカルーヤは本当にはまり役であったと思う。
ラストシーンのローズを見る、憎しみと悲しさが混じり合ったような絶妙な表情も最高であった。
2."椅子の男"
そんなダーク雰囲気で進行していくなか、最後クリスを救うのが、底抜けに根明の、スパイダーマンで言うところの”椅子の男"ロッドだったのは、後味がよかったし、形はどうであれ人を殺めてしまったクリスへの救済として、とてもいいと思った。
ロッドの立ち回りが、完全にスパイダーマンの"椅子の男"ネッドで、スパイダーマン好きとして個人的にすごく好感を持った(笑)
主人公を唯一理解しここぞという時に助けてくれるオタク気質の相棒。最高だよね。
警察の友達、1人は持っていて損はなさそうである。
以上。
とにかく話の構成が素晴らしかったです。
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