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Phase side story


何もかもを諦めていたあの日々。
私は今、諦めない私を選択した。

ターニングポイント。

諦めない選択、むしろそれは___
私の細胞が私の思考を無理矢理方向転換させた。といっても過言では無い。

あの日。、

癌は私に絶対的な絶望と圧倒的な希望を与えた。

雨のパレード “tokyo”
よく聴いていた曲だ。

見飽きる程走った風景の、ただ漫然と流れゆく時の中、その歌詞は聴き逃がせなかった。

歌詞なんていつもは大して耳にも入らないというのに。音で独り善がりに気持ちよくなるのが私のスタイルなのに。

心に
深く、突き刺さった。

“すりきれる今日を受け入れることに慣れてしまった” “夢を捨てたって生きていける様に出来た街だ”

確かにそうだ、でも心は死んでいた。
それを指摘された気がした。

お前は死んでるって。

でも、私には青天の霹靂とも呼べる出来事に見舞われ

結果として生きているんだ。
今を。

諦めない選択を、したんだ。

忘れ去っていた、捨てたはずのたくさんの物をひとつひとつまた形成し、その輪郭を捉え始めた。

そんな日々。

私は今、生きている。


おやすみ。、世界。。



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