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えむたと儲からない商売の転換点

6月22日 火曜日

注目の指標

11:00 ニュージーランド NZ準備銀行政策金利

昨日の相場

ダウ -0.8% 日経225 +0.6% 金 +1.2% VIX +6.6%


昨日えむたは、とある小売店に営業訪問しました。

その店の社長さんは非常に勉強熱心な方で、”販売とは何か”と言うのをずっと追及されています。

このコロナ騒動の非常時でも、3月以外は過去の同月の売り上げ記録を更新しているそうです。

1時間半ほど、色々なお話をうかがいました。

そのお話のさわりを少し紹介したいと思います。

小売りの商売を経営するとはなにか?と言うことです。

商売とは、価値のあるものを仕入れて、価値を認めてもらえるお客様に販売すること。

そして経営とは、自身も儲かってお客様や仕入れ先に満足してもらえるシステムを構築することだそうです。

今の小売りのシステムは、インフラの整備や嗜好の変化や多様性によって大きく変化しています。

その流れの中で、旧来のシステムはすでに使い物にならなくなっているものが多くあります。

ただ、経営者はそれに気が付かず(または気が付かないふりをして)、古びたシステムにしがみついている人が多いようです。

儲かっていないなら、その理由の核心を捉える必要があるのに、個別の対策(例えば安売りイベントなど)をして結果が出ずに社会のせいにして愚痴を言っている構図があるそうです。

では、問題の核心を捉えて、どのように行動すればよいのか社長さんにきいてみました。

すると、社長さんは3つのルールを守ることと言いました。

1つは、正しく勉強すること

1つは、変えられる事と変えられないことを理解し、変えられないことは受け入れ、変えられる事を変化させること。

1つは売り上げを忘れることです。

たぶん、最後の1つの意味がわからないですよね。

わたしもわかりませんでした。

社長曰く、商売の基本は新規のお客様を招き、固定客になってもらい、口コミでさらに新規のお客様を増やすことだそうです。(小売業の場合)

最近は、インターネットの整備によってそれ以外のやり方もありますが・・。

では、新規のお客様を増やすには、どうしたらいいのでしょうか?

チラシをうつ?

安売りをする?

従来のこのようなやり方は、あくまで利益を上げようとする悪循環の見本だそうです。

お客様を増やすには、毎月の売り上げとか対費用効果とかの矮小な事を考えているとできません。

お文字通りシステムがうまくいっているうちは、それでも通用しますが、いつまでも使えるとは限りません。

逆なのです、どうしたらお客様に近づけるのか?

どうしたら販売している商品の多面的な価値を認めてもらえるのか?

どうしたらお店を気に入ってもらえるのか?

そこに利益や売り上げと言った概念は不純物でしかないのです。

この考え方を、今までいろんな方にされたそうですが、経営に携わっている人ほど考えを否定されるそうです。

社長さんはよくDMを書かれます。

しかしそれはニュースレターであり、商品の案内や商売のことは一切書かないそうです。

あくまで、コミュニケーションツールとして使っており、割引券などつけようものなら、それは販売ツールとして扱われ、どんな良いことが書いてあってもお客様の心には届かないそうです。

えむたはこの社長さんが大好きです。

すごく楽しそうに仕事をしているんですよ。

まだまだ、これからも教わりたいことがいっぱいあります。


相場の方はリスクオンで株高、ドル安に流れましたね。

えむたは、オージー円の買いの積み上げとユーロ円の買いポジションを持ちました。

ドル円がレンジ底を抜けたので、注意が必要ですね。

日経225のリピート取引は、2本目の網にかかりました。

こちらも少し様子見になります。

それでは今日もがんばります!



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