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【今の毎日が不安な方へ】「コンビニ人間」著:村田紗耶香

第155回芥川賞受賞作品の「コンビニ人間」

かなり読みやすい作品となっているので、今回はそれを紹介していきます!

「コンビニ人間」

一言で表すと、「普通」を強く疑うような作品です。

女性としての普通、人間関係の普通、仕事においての普通。生きていて必ず関わってくる様々な普通に対して、主人公の古倉恵子は苛まれながら生きています。

時には、心配すら干渉に変わるという事実も恐ろしい限りで、その気はなくとも人の選択肢を狭めていることがわかります。

古倉恵子の普通と他の登場人物の普通とのギャップ、一度限りの人生が「普通」という言葉に左右されることに疑問を抱くことのできる一冊です。

えむのおすすめ度

おすすめ度:★★★★☆

今回は星4評価とさせていただきます。また、一番最初に読書に挑戦するという方であれば星3です。

評価ポイントとしては、「伏線回収という面での面白さがあまりない」というのが星4の理由となります。

やはり、読書をあまりしたことのないうちは、さほど長くなく、最終盤で「あっ」と驚くようなストーリーの方が好まれると思います。そのため、

一発目ではあまりお勧めができません。。。

しかし、今の生活に不安を感じていたり、読んだ後もそれについて考えるという意味では、本当におすすめです。

難しい内容などではないので、そういった部分でも初心者の方にはお勧めですね。

試し読みで自分を知る

やはり、どれだけおすすめだと言っても、自分に合った小説かどうかはわかりませんよね。。。

言葉の言い回しや、文体、作者の考えるストーリー。いろいろなものが融合して一つの作品が生まれるので、自分に合ったものを知る必要があります。

そこで、試し読みをすることで、その本への自分の好き嫌いがわかるわけですね。

現代では、ゲームやyoutubeなどによって、読書という(素敵な)趣味は隅へと追いやられていっています。

それを食い止めるためにも、出版者も考え、試し読みを率先して公開するのです。

そのため、多くの物語はネット上での試し読みが可能で、「コンビニ人間」の場合はココから試し読みに飛ぶことができます!

一度試し読みをしてみて、「続きが読みたいな」という風に思ったら、図書館などに借りに行くか、購入を考えるかしてみてください。

無料でも楽しめるのが読書の良いところでもあるので、存分に活用していきましょう!

ご購入はこちら↓


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