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「なぜ、それをしているのか?」と問いを深めるー広石コラムVol.36

ついにオリンピックが始まりますね!延期になり、そこから二転三転、やっとのことで始まるといったイメージですが、これまでコロナによってオリンピック・パラリンピックを開催する、しない、観客はありかなしかだのとメディアから流れてくるガヤガヤを横目に、何のために、誰のために行うものなのか色々考えさせられた期間でもありました。そして、開会式の時間も・・・子供は寝る時間じゃないかー!!という色々な思いを抱きつつこれからも続いていくであろう、正解がない世の中に対しての問いについて書かれたコラムをご紹介します!(事務局新村)
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エンパブリックは「正解のない問いを共に生きる」をテーマとしてきました。正解がない時代には、自ら問いを設定し、試行錯誤して自分なりの答を探し出す。しかし、いったん答ができても、環境の変化やより深い課題が見えてくると、新しい問いが生まれる。正解のない時代では、問いは解いて終わりではなく、問いと試行錯誤を繰り返す(=問いと共に生きる)ことが必要となり、その効果的な進め方を伝えていきたいのです。

近年、以前以上に、人々のライフタイルや価値観も、仕事の前提条件も変化しています。昨日の「正解」は、今日、間違っているような状況が増えています。

そんな中で、忙しい毎日を過ごしていると、改めて、変化に上手に対応するスキル以上に、「なぜ、それをしているのか?」「本当に誰が、どうなってほしいのか?」ということの重要性を改めて感じます。

この目的やミッションの大切さは、以前から言われてきましたが、今、この問いを、ただ問うだけでは質の高い答を得ることができないようになっているのだと思います。

解決策以上に、問いの設定では、その人の価値観、知識、経験、状況への向き合い方が大きな影響を与えます。もちろん自分の感覚も大切ですが、自分はいったい何に基づいて問うているのか、どのような質の答を探して問いたいのか、ということ自体を問わないといけなくなっているのでしょう。

例えば、「なぜ、それをしているのか?」という問いと、「他に色々な取り組みがある中で、なぜそれをしているのか?」「ここまで忙しい思いをして、なぜそれをしているのか?」という問いの答は、違う場合があります。

また、問いを自分一人で考えるのと、他の人と一緒に考えるのでは、答が違ってきます。ずっと一緒に仕事をしてきた人と考えるのと、新しい人が入るのでは違います。

質の高い課題解決アクションを実現するには、ただ問うだけでなく、論点の設定、誰にどう働きかけるのか、どのような場をつくるのか、「問いかける」という全体を支える理論と技術が大切なのだと思います。
そんな思いから企画が始まったのが、「問いかけ力を磨こう~正解のない時代に仕事と課題解決の質を高めるために」という6回シリーズのゼミプログラムです。問いかけるために必要なことを、6つの違う視点からの対話と演習、実践を通して考えたいと思います。

・正解が通用しない時代に自分の生き方・働き方を自分でつくっていくために、自分や周りにどのように問いかけていけばいいか考えたい
・チームリーダーとして、質の高い課題解決アクションをチームやメンバーに促したい
・ファシリテーターとして、議論や対話の質を高めたい

そんな思いを持つ方、創業8周年を迎えるエンパブリックと共に「問いかけ」の可能性を探求してみませんか
                           代表 広石
                        (2016年4月22日記)
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コラムにあった「なぜ、それをしているのか?」「本当に誰が、どうなってほしいのか?」という自分の中の軸というか、そういったものをはっきり持って過ごしていくことがとても大切なのだなと感じました。それを認識して動いていくことで、自分が目指している方向にたどり着くのかなと思いました。(新村)              



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