”違う”視点や立場の人と話すことに感じるハードルは？-多様な人の意見から自分のアイディアを磨くには？①-
みなさんこんにちは。エンパブリックの瀬沼です。
今日はempublic Studioで開催している「多様な人の意見から自分のアイディアを磨くには？」という観点からワールドカフェを活用しよう！というセッションについてご紹介したいと思います。
ワールドカフェってなに？
「新しいアイデアは、堅苦しい会議より、カフェのような気楽な雰囲気の中で生まれる」
カフェのようなリラックスした雰囲気の中で、様々な背景をもつ人たちとの会話を楽しみ、お互いをもっと知る交流と相互刺激からの創発を目的とした対話の手法です。
アニータ・ブラウンとデイビッド・アイザックスが1995年に開発・提唱し、世界に普及しました。少人数の会話の楽しさと多人数での運営の両立を目指したプログラムです。
エンパブリックでは「カフェ型トークをしよう～ワールドカフェによる交流の場の企画・運営セット」として実施のためのツールセットを販売しています
参加ではなく「問い」を出す側としてのワールドカフェの活用方法とは？
ワールドカフェは決められた進め方とルールに基づいて進めていきます。だからこそ同じような問いでもメンバーとタイミングが変われば全く違う切り口の展開が生まれていく面白さがあります。
自分と違う意見を正面から言われると受け取りづらいことも多いですが、問いという形にして自分といったん切り離し、その問いをワールドカフェという場に置くことで問い自身が動き始めて、様々な意見やアイディアが生まれていく様は圧巻です。
ワールドカフェという場から出てきたアイディアをふりかえることで、自分の中で新たな発見や気づきを得られるのもワールドカフェの大きな力だと感じています。
テーブルの真ん中に置ける問いとは？
ワールドカフェではテーブルの真ん中に問いを置くことから始まります。
みなさんの問題意識を起点に始まった問いをそのままテーブルに置いてしまうと、つい自分自身が否定されたように感じすぎてしまったり、経験のある人しか話せない話題になっていたり、答えに誘導するような質問になってしまったりすることは多くあります。
では、テーブルの真ん中に置ける問いにするにはどんなことを気を付けたらいいのでしょうか？
その時に参考にしたのは以前ご紹介していたこちらのnoteです。
詳細はぜひ上記のnoteもご覧いただければと思いますが、今回のセッションでは、皆さんの個人的なもやもやや思いから「自分は本当は何を問いかけたいんだろう？」「どんな視点が欲しいんだろう？」と考え、問いをつくるプロセスを一緒に体感することができました。
empublic Studioでは毎週第1水曜日にワールドカフェを開催しています。
Studioメンバーが自分の現場で見つけた問い、前月のempublic Studioのプログラムで「もう少し話したいね」と話題になったテーマを持ち寄り、ワールドカフェ形式で対話します。
少人数グループに分かれて気楽に話せ、メンバー交替していくことで様々なメンバーとも出会えます。
Stduioメンバーは、様々な分野で活動されている中で対話や協働に関心のある人が集まっているため、お互いの声を聴き、たとえ異なる意見でも受け止めてくれる人ばかりです。ですから初めての方でも安心して参加いただけます。
テーマについてよく知らない方も大歓迎！ 日頃考えていないテーマを考えるきっかけになったという声もいただいています。
つい私たちは「正しいこと」や「正解」を求めてしまいがちですが、多様性が広がり、変化の速い時代に「全員にとっての正解」を見つけることは簡単ではありません。ですが、問いを通してさまざまな視点を知ることで【自分なりの正解】に近づいていくことはできるのではないかと思っています。
Studioの色々なメンバーに出会ってみたい方、ワールドカフェという手法に関心ある方だけではなく、問いや他人の視点を通して普段と違う思考をすることで自分の中で無意識に除外していた可能性に気づきたい方、ぜひご参加ください。
empublic Studioとは
一人ひとりの思いから、新しい仕事が生まれ、社会は変わっていく。そう信じ、「組織や地域に変化を起こしたい」と私も思う。ただ、自分には何ができるだろう？
そう考える人が対話や学びあいを通して仲間を広げ、共に試行錯誤しながら、自分にできることを一歩進め、変化を成し遂げる力を磨く場、それがempublic Studioです。
参加登録（年会費4,840円）し、Liveセッションやアーカイブ、コンテンツを活かし、共に探究・共創していきませんか？
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