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「ヒノネタプロジェクトタウンミーティング」 ~大学生インターンの体験記~

慶應義塾大学総合政策学部の髙田楓加です。エンパブリックにてインターンとして携わらせていただいています。日野市のヒノネタプロジェクトタウンミーティングに参加させていただいた時の体験記をご紹介させていただきます。




タウンミーティングの様子1
タウンミーティングの様子2

日野市2030ビジョン策定プロジェクト 

日野市2030ビジョン策定プロジェクトの第三回ヒノタネタウンミーティングに参加しました。現在、日野市は2030年の未来に向けて大きくな未来像や方向性を描く2030ビジョンの策定を進めています。ヒノネタタウンミーティングは、身近な町の将来像を考える事を目標にしていることから、様々な世代の住民が日野市の未来像について意見交換をし、官民連携で町のビジョン策定を行っていく取り組みです。そこで、三回目のタウンミーティングでは、“個々人のこうなったらいいな”をもとに、「こんな暮らし方をしたいな」、「こんなことを実現したいな」など、個々人の想いを実現するための取り組み案を考えました。 

第一回ヒノタネタウンミーティング

第二回ヒノタネタウンミーティング


感じたこと・考えたこと 
私が参加したグループは、学校の先生、公務員の方、車いすで生活されている障がい者の方、そしてトランスジェンダーの当事者である私の4名でした。こうした多様な参加者が考える理想の暮らしや未来の日野市の姿、今感じている課題は違い、想いを共有しあいまいした。 

例えば、 
■「障がいの有無に関わらず意思決定に参加できるのが良い。お互いができる事をして支え合えるような町になるといいな」、 
■「個人個人が、何ができて何ができないか、認識する必要があり、自分ができる事を気づいたときにやる事でより良い街に繋がるのではないかな」 
■「インターネット上で生きることも尊重されるとよい。生活の仕方も人それぞれ、家にいることはイコールひきこもりではなく、多様な生き方がある。 」
■「市民が市役所の中の人にすべて依存するのは良くないのではないか、市民と市役所全体で中の人になるつもりで、町を良くしようと変えていくべきではないか」 
■「性別によって愛する人と結婚することができなくなるような制度が変わるといいな、LGBTQだから変とかではなく、人として受け入れられるといいな」 
 
このように、それぞれが抱く実現したい姿は違っても、参加者の方々に共通していたのは、各々が感じている課題を解決することで、日野市が働きやすく、生きやすく、住みやすくなればよいという想いであると実感しました。

また、グループワークを通して、障害の有無、年齢、性別、国籍等に関わらず対等に話すことができ、自分が出来ることを通して支え合える街が良いと感じました。 

初めてヒノネタタウンミーティングに参加し、参加者の方々とお話をさせていただく中で、日野市での暮らしや仕事を通して抱いた悩みや課題意識を共有できる場の大切さを実感し感動しました。

普段、近所の人やコミュニティの人と雑談をする中でここまでパーソナルな部分を共有し合うのが難しいからこそ、日野市の様々なコミュニティの中でこのワークショップが行われ、より多くの住民が「2030ビジョン」について話し合えたらいいなと思いました。 

また、タウンミーティングが終了した後でも、参加者の方々が残りお話をしていたのを見て、様々な世代の人がコミュニケーションを円滑に行うのには、1対1で話せる時間も重要だと感じました。そして、様々な異なる世代の人と違う背景を持つ人と話す時に相手の背景を理解しようとすることが大切だと気づきました。 
 

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