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「主体性」は外から見た言葉?

みなさんこんにちは。エンパブリックの瀬沼です。
今回はempublic Studioで開催された問いかけブレストで開催した「主体的な活動を促す問いかけとは?」の様子をご紹介したいと思います。

問いかけブレストとは?

問いかけブレストは、自分の中の問いのストックをつくろう!を合言葉に、いろいろなテーマの「問いかけ方」の種類を増やすためのブレストを開催しています。が、みなさんの問いかけから対話が深まり、ブレストというよりは新しい角度の問いがみつかることもしばしば。
今回は、「主体的な活動」をテーマにどのように問いが深まっていったのかをご紹介したいと思います。

問いかけるとは、相手も自分も変わってゆくための「問い」+「働きかけ」

「先生がいないとできません!」「予算がないとできません!」そんなときどうする?

今回はファシリテーターの広石からシチュエーションを設定し、その時にだれに対してどんな問いかけを行いますか?から対話を始めました。
今回設定したシチュエーションのひとつはこちら

empublic Studio「問いかけブレスト」投影資料より

ハッとしたのは、誰に問いかけますか?と考えるとき、私たちはつい参加者が主体的に活動するように参加者に対してどのように問いかけるのか?を中心に考えてしまいますが、「そもそも『先生がいないとできない』と言わせてしまう講座の構成も改善の余地があるのでは?」という話から、主催側の行政側にも問いかけられるのでは?という話題があったこと。
このシチュエーション一つとっても、問いかける相手は多様であり、関わっている人全体がお互いに影響を与え合っていることを感じる機会になりました。

主体的は外から見た言葉?

さらに、「自分が楽しくやっていることを『主体的にやろう』とは言わないのでは」という言葉から、「主体性」や「主体的に」という言葉は、本人以外の人が外から見て「もっと自主的に動いてほしい」という思いから出てくる言葉なのでは?
つまり、主体的とは外から見た言葉なのではないか。というのも大きな気づきの一つでした。

外から見たらやり続けてほしいと思うことも、本人にとっては大きなプレッシャーになってしまい、そして今までの流れに乗って辞めるに辞められない=主体性がなくなっている状態もあるのではないか。ということも話題に上がりました。
そうした状態では辞めることにこそ、主体性が求められるのかもしれません。

今回の問いかけブレストから生まれた「今まで続いてきたことをどのようにきちんと丁寧に・上手に辞めていけるのか?」というテーマは、スタジオワールドカフェでも皆さんと話してみたいと思います。
気になった方はぜひ3月1日のstudioワールドカフェにご参加ください


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