劣等感のお話をふたたび2

加藤諦三先生の著書「劣等感がなくなる方法 人生が変わる心理学」
の読書感想。

前回の劣等感のおはなしから、時間がたってしまいました。

好きなことをしよう!ということをあの時感じました。好きなことを・・

でも、好きなことって何だろう?それすらわからないのでした。

私は誰ともほんとうの意味で理解し合えないこと、率直に仲良くなれない事を辛く感じていました。消えてしまいたいと感じていました。

この著書の中にこうありました。『「ああ、自分は誰とも心がふれあっていないのだ」と感じる。そしてそれを認める。そしてそれが不安を積極的に乗り越えていくことである。心がふれあえないような人間になる人間環境のなかで成長してきたのである。自己否定をしなければ、自分のまわりに多くの誠実な人、生命力の豊かな人がいることに気がつく。そこから新しい人生がスタートする。』

思えば自分で選んできたようで、選んでこなかった。このようにすれば誰かの眼に留めてもらえるはずだ、とか、親が喜んでくれるかもしれない、とか、特別な優越的な才能を発揮できて、他人とは違う道を選んでいつか優越できるかもしれない、など。

でも、それではだめでした。

「絵の具をキャンバスに押し付ける感覚が好きでした。」

「真っ白の紙に、細い線をずっと引くのが好きでした。」

「文章を書いていると、どんどん物語が続きを進んで、思いがけない物語ができていくのが好きでした。」

そんな一見つまらないけれど本当のこと、それが私の好きなことです。

一人きりで誰の眼も気にせずにしてきたことが、本当に好きなこと。

「誰かに認められ、優越するための努力」をしても、幸せになれない。

不足しているものを、必死で隠して、人に好かれようとする、それがないと好かれないと思っていた自分を優しく慰めてあげるためにだけ

好きなことをしようと思います。

「ああ、自分は誰とも心がふれあっていないのだ」

でも自己否定はしないで。

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