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「SFUG CUP2023」に出場してきました!

こんにちは、エモーションテックのなんでも屋、のてです!

突然ですが、この8月に開催された「SFUG CUP2023」(※1)に人生で初めて挑戦し、まさかのまさかでファイナリストとして選出され、
決勝大会で登壇してきました!
(トップ画像は、決勝大会での発表の様子)

(※1)「SFUG CUP」とは・・・クラウド型の営業支援(SFA)・顧客管理(CRM)システムを提供するSalesforceが毎年開催しているユーザーによる活用事例大会。Salesforceを活用するユーザーたちが、自社の活用事例やビジネス成果を発表する年に1回のイベントで、今年で11回目を迎えます。

この記事では、なぜ私がこの大会に挑戦しようと思ったのかといった出場背景や、プレゼンの中では語りきれなかったSalesforce導入の背景など、ちょっとした裏話をお話ししていきます。

私とSalesforceとの出会い

元々前職では、営業業務や商品企画などをしていたものの、実際にSalesforceに触れる機会はなく、Salesforceの「せ」の字も知らないような状態でした。

エモーションテックに入社した当初は、マーケティングチームで他社のMAツールを使ってナーチャリングの仕組構築などを担当。
「知らないツールをゴリゴリ触って効果あげるの楽しい!」と、持ち前の好奇心を発揮しながら試行錯誤する日々を送っていました。

この頃から、チーム内で「CRMツールがあればもう少し営業担当者に情報が伝えやすくなるのにね〜」と会話することが度々あり、ここで初めてSalesforceに出会いました。

その後、約半年ほどで、
お客様の調査データを分析する業務を担う「統計解析チーム」に異動。
目の前のレポート作成をはじめとする新たな業務を覚えることに必死で、CRMツールのことは頭からすっぽり抜けていました。

しかし、ありがたいことにどんどん案件が増えていき、顧客を担当するメンバーも増えていったことで、次第に案件の進捗管理やヨミ(売上予測)の管理が難しくなっていきました。
当時新しく入ってきたメンバーからも「顧客情報が蓄積されてなくて、過去情報を参照しようと思った時にめちゃくちゃ大変すぎる・・・」と悲しみの声がでるように。

当時まだ従業員数が30名弱だったこともあり、組織や業務の垣根も少なかったことや、新しいツール好きという好奇心、仲間の困ったを解決したいという性分も相まって「じゃあ私が旗振ります!!!」と手を挙げ、
CRMツールの導入を進めることにしました。

導入にあたっては、もちろん複数サービスを比較しました。
その中でSalesforceに決定した理由としては、以下の点があります。

  • 弊社のサービスが発展途上で色々変わる部分が多いので、フレキシブルに設定変更できるところがよい

  • 複数の業務フローの中で活用できるような柔軟性、拡張性がある

  • 既に使用しているMAとの連携がスムーズかつ事例がたくさんある

  • 試用期間中の使用感やフォローが良かった

検討開始から約1ヶ月でSalesforceの導入決定、そこから本業であるレポート作成と並行して、Salesforceの構築業務がスタートしました。

なぜSFUG CUPに出場しようと思ったのか?

弊社がSalesforceを導入してから5年が経過しましたが、実は私自身、今年に入るまでSFUG CUPの存在を知らず、ユーザーコミュニティなども全く活用できていませんでした。(実はそうなんです・・・Salesforceのみなさま、ごめんなさい・・・)

それまでサポートへの問い合わせや、Web上に落ちている先人の知恵を頼りに、なんとか自力で頑張っていましたが、自分のスキルに対する限界感と、現在の運用に対して「果たしてこれは正解なのか?なんとか業務は回っているものの、もっと改善できないのか?」という思いがぶつかった上での自信のなさに、モヤモヤする日々が続いていました。

また、弊社の組織にはSalesforce専門部署はなく、Salesforceの設計や構築を、ほぼ私一人で担っていました。同じ視点でSalesforceの活用に対して「切磋琢磨」できる相手がおらず、多少孤独感を感じていた部分もあったかもしれません。

また、現在の私の担当業務が直接顧客との関わりがなく、社内のオペレーションや、ルール整備などがメインというのもあり、直接的な貢献ができていないことに対する申し訳なさも感じていました。
(これは完全に個人の想いでしかなく、会社に求められているとか誰かに言われたとかそういうのは全くなかったのですが・・・w)

そのようなタイミングで、新しくエモーションテックに入社してくれたSalesforceに知見のあるメンバーたちから、
「すごく綺麗にオペレーション設計できていると思う」
「SFUG CUPに出てみたらどうですか?」
と声をかけてもらう機会が立て続けにありました。

そこからSFUG CUPを調べはじめ、過去の発表をみていくうちに
「もし決勝に出られたら、エモーションテックを多くの人に知ってもらえる機会になるかもしれない」
「みんなに意見をもらって作り上げてきたものが評価してもらえるなら、自信がもてるかもしれない」
「過去の発表はどれも新しい発見や学びがある。エモーションテックの取り組みも誰かにそう思ってもらえたら嬉しいな」

と思いはじめ、Salesforceの担当営業の方に「SFUG CUPに出てみたいのですが!!」と前のめりに相談するに至ったのです。

また、Salesforceに知見のあるメンバーたちから、Trailhead(※2)をコツコツやってますという話を聞いたり、改善点の技術的な壁打ちをしてもらうことによって改めてスキルを学ぶ意欲をもらったことも大きかったです。
(今ではTrailheadランクはRangerになり、認定アドミニストレーター資格も取得しました◎)

(*2) Trailhead…Salesforceから無料で提供されている、Salesforceのスキルをクイズや実演形式で学べるサービス

SFUG CUP 2023 エントリー、そして決勝大会出場

エントリーに当たって、まずは導入検討時からこれまでの時系列を、思い出せる限りで書き起こしました。
過去の資料やSlackチャンネルのやりとりなどを振り返り、当時のことを思い出して胃がキリキリする場面もありました(笑)

また、社内の複数部署のメンバーに入社当初の状況から現在までの変化などを直接ヒアリングする時間をもらい、実際の利用者がどう感じていたか?をヒアリングしました。
内心、どんな話が出るだろうかとドキドキしていましたが、変化に対して概ねポジティブな反応をもらえつつも、より改善できたらいいポイントも率直にもらえて、とてもいい機会になりました。
普段から細かな改善要望や相談はもらうものの、もう少し全体感のある抽象度の高いフィードバックをもらうことも必要なのだと、改めて感じました。

そこから、Salesforceの担当営業の方にもたくさんアドバイスをもらいつつ、プレゼンのブラッシュアップを行ない期限ギリギリに提出。笑
提出した時には、5年間の棚卸しを短い期間でやり切った疲労感と達成感で手が震えるほどでした。

ファイナリスト選出のご連絡をいただいた日はリモートワークをしていましたが、ずっと信じられずに何度もいただいたメールを読み返しました。

決勝までの準備にもグループ会社の方を含め多くの方にアドバイスをいただき、迎えた決勝当日。
他のファイナリストの方々とは、ここまできたらもはや同志といった感じでとても和気藹々と過ごしていました。
スタッフや審査員の方々もとてもあたたかく場を作ってくださり、本番は全く緊張せずにただただ楽しんで終えることができました!

また、大会中にも他のファイナリストの方との会話や発表からの学びがたくさんあり、まだまだやれることはたくさんあるぞ、と元気をもらえました。

発表が終わった後。無事終わって思わず顔が緩んでいます(笑)

私とSalesforceのこれから

私の現在の業務は、Salesforceのシステム管理者に加え、サービス提供に伴う法務/経理手続きのフォローやルール整備、社内オペレーション業務の改善/仕組み化、forecast管理など、(自分で言うのもなんですが)多岐に渡っています。

この状況って、とても贅沢だな、ありがたいことだなと最近は特に実感しています。

常にあらゆるチームのメンバーと会話をする機会がありますし、そのおかげで多角的かつ、客観的とまではいかないけど一歩引いた視点で組織の状況を見ることができます。
またスキル面でも学ぶことが多く、学ぶことによってメンバーの困ったを解消できていると感じられる場面も多々あります。

そしてそのスキルは、Salesforceの構築にも活かせます。
例えば1つの部署から依頼された内容が他部署にどう影響を及ぼすか、ある程度想像がついた状態で進められるため無駄に確認の工数を取らずに済みますし、法務や経理の業務フローに関連する改修を加える時、ある程度専門的な知識があれば、法務や経理が求めていること・最低限抑えるべきことが理解しやすく、スムーズに進行することができます。

今後もこのポジションを活かしながら、エモテクのメンバーがより業務を行いやすい環境を作っていきたいです!

Salesforce自体の使い勝手やビジネスデータの収集方法なども、常にアップデートを重ねていきたいと思っています。
SFUG CUPの発表でも簡単にお話したイネーブルメント施策のアップデートやビジネスデータを活用した施策検討はもちろんですが、メンバーが業務を進めるにあたってまだまだ「この情報がSalesforceでも管理できてたらいいのにな」「これ面倒くさいからどうにかしたいな」というモヤモヤは多く存在します。

また、過去に構築した仕組みが活かしきれていない、または他の仕組みがバージョンアップしたことにより必要性が薄くなってきた仕組みもあるため、アップデートと並行して仕組みの棚卸しも進めていき、運用のシンプル化を常に意識して取り組んでいきたいです。

SFUG CUPの話から色々派生してしまいましたが、この記事を読んでSalesforceやSFUG CUPの出場に興味が湧いた方、ぜひ調べてみてください!

そして、エモーションテックって社内でこんなことやってるんだと弊社に興味を持ってくださった方、ぜひ一度お話ししましょう!


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