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人付き合いの苦手な人の母親の多くが、嫁姑不仲問題を抱えていた説。

大野純子です^^

人付き合いの困難と感じてカウンセリングを受けられる方の多くに、幼少期にある傾向を感じています。


それは、同居家族にお母さんが苦労していた!ってこと。


このケースがとっても、多い。

世の中の同居問題。


祖父が厳しかったり、横柄だったり、お酒を飲んでよく暴れて母親が被害を受けていたとか、祖母が母親のことをいびっていたり、よく喧嘩をしていたとか。
おうちの事情によって、様々なパターンはあるんだけど、母親が身近な大人とどんな人間関係を築いていたかってすごい重要なの。


そして小さな頃、母親の人間関係に傷ついている人がものすごく多いんです。

母と子の心のつながりって、意識をしていなくても、とてもとっても、強い。


子どもって、お母さんが幸せそうにしているかを、ものすごく見ている。
そして、お母さんの役に立ちたいとめちゃんこ思っています。


そんなお母さんが、身近な誰かの影響で、大変そうな思いをしていたり、我慢していたり、不機嫌だったりして苦しんでいる様子を、子供は見ているし、感じ取ります。

私の場合。


両親ともに九州から集団就職で出てきたので同居はありませんでした。


その代わり、年に一回は里帰りをしていたのですが、父の実家で、普段は破天荒な母が小さく静かにしている姿は、30年経過してもありありと思い浮かべることができます。


特に、小姑(父の姉)との関係が微妙だった。
父はなんと9人兄弟で、小姑が4人くらいいたんです。笑


小姑の一致団結感ってすごいのね。


母は明るく振舞ってはいたけれど、居心地が悪い思いをしていたのを感じ取って、私も母が叔母といる時は気が重かった。そして、ずっと大人達を見張っていました。


母が傷つけられていないかどうか。バカにされていないかどうか。
(子どもって、こういう時に見て見ぬ振りができないんだなぁ。)


里帰りから帰ると母は、父に父の家族の文句を言っていました。
私、聞いちゃってた。


だから、翌年の里帰りの時、叔母3人と私、弟で車に乗ることがあったんだけど、怖くて怖くて仕方なかった。
いつ母の悪口を言われるだろうかと思って怯えていたのです。

悪口を言ったら、悪口が返ってくると思っていたから。

叔母さんたちからすれば、話しをかけても返事をしないから、なんて愛想のない子だろうと思っていたと思う。
帰り際に3000円くれたけど。笑


時々出てくる父の家族への不満。
母は、言わずにはいられなかったんだろうけど、私は悲しかったし怖かった。

私にとっては、いい人たちだったから。


お父さんの家族だよ?
お父さんの親だよ?
お父さんの兄弟だよ?
なんで仲が悪いの?


そう思っても、絶対に聞けなかった。


母は、夫の家族から
「大切にされる存在ではない。」「役に立たない人間だ。」っていうメッセージを受け取っていたと思うの。


本当にそうだったかはわからないけど、母自身はそう受け取っていた。


そして、このメッセージは娘の私もそっくりそのまま受け取ってる。


「私は大切にされる存在ではない。」

「私は役に立たない人間だ。」


この信念(思い込み)を私も持っていたから。


そのぐらい、母と子の心理システムは密接なのです。

私にとっては、年に一回くらいの出来事だったけれど、これが日常生活の中に根付いてしまうのが同居の場合。

ここに、祖父母が母親には冷たいけれど、孫の自分には優しかったりすると、まさにカオス。


祖父母の好意を受け取ることは、母を裏切ることになる。
そんな状況の中で生み出した罪悪感を人生の中で、何度も味わってしまう人もいます。


そりゃ、人間関係が怖くなりますよね。


子どもは身近な大人が、周りの人とどのように関わり合いを持っているのかを、よくよく見ています。


その経験や体験をもとに、自分自身も人間関係を作っていく。

でも、私みたいに

「私は大切にされる存在ではない。」

「私は役に立たない人間だ。」

みたいな信念を持って人間関係を作るっってどう?

めちゃんこしんどい!!

解決策。


もし、あなたが人間関係に悩んでいるのならば、子どもの頃、身近な大人がどのように人と関わっていて、それを自分がどう受け止めていたのかを知ることから始めていく必要があります。


そうすると、人間関係の悩みはもともと自分のものではなくて、身近な大人(特に母親)のものを自分が引き受けてしまっていただけということが分かります。


そう、人が苦手なのも。人が怖いのも。人とのコミュニケーションが上手くいかないのも、あなたのせいじゃない。


あなたが悪いからじゃない。


安易に人と仲良くなったり、信じたり、楽しんではいけないというメッセージを受け取る過去があったはずなんです。


自分のものではないと分かったら、では人とどう関わりあってつながっていきたいか?という、自分の在り方が見えてきますよ!


過去の記憶は変えられます。過去が変わると、現在に選択肢ができて、未来が鮮やかになっていきます。
そのお手伝いをいたします♡


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