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【旅日記】走れ原動機付自転車!北へ南へ【舞鶴&奈良】

今回は大学の時に原付に乗って、ただ疾走した時のこと書いていきたいと思います。
北と南は別の日ですが、内容が薄いので2本立てとさせていただきます。写真も残っていませんでした。ご了承ください。

目的は、あまりありません。ただバイク特有の風を感じながら走る気持ちよさは、他の移動手段ではなかなか得られない魅力があるので、この時期それに少しはまっていたのかもしれません。
バイクは自分で持っていなかったので、K君に借ります。そして、バイクは乗りなれていませんので、「捕まらない、死なない、事故らない」を標語に掲げての出発となります。


北(舞鶴・西舞鶴駅)

程よい気候の時期、相変わらず暇を持て余している大学4回生の私は思い付きでバイクを借りてドライブに行こうと考えます。K君は生粋のバイク好き、人が乗るのも嬉しいのでしょう、快く貸してくれました。
特に目的地も決めていない場合、私的にドライブの鉄則として、山道など走りやすくて空気が綺麗なところを選ぶようにしています。

という訳で、今回は京都の北の方面へ向かわんと、早速バイクを走らせます。国道9号線に乗りひたすら北上、亀岡市くらいまでは車でも何度か来たことがありましたし、まだ交通量も多く新鮮さも快適さもあまり感じられません。途中、道の駅ガレリアかめおかにて昼食の親子丼をいただきます。満腹になったところで再出発、亀岡を過ぎたあたりから道も快適になり、バイクで風を切って走る爽快さを楽しめるようになります。

ある程度9号線を道なりに進むと今度は国道27号線へと進路を変更します。この時点で目的地は舞鶴市に決めます。もう信号もほとんどない道をひたすら突き進み、自然の景観と匂いなんかも感じられるほど、この頃には運転にも慣れ、最高のドライブを楽しみます。
片道約90キロの道のり西舞鶴駅へと到着です。これがまたガラス張りの建物でとても美しいのです。

しかし、舞鶴に着いた時にはもういい時間早く帰らないと日が暮れてしまいます。
さすがに夜の道は怖いですし、楽しさも半減なので近所のミニストップにて紅茶を飲んだだけで即帰路につきます。今だったら1泊してもいいなという発想になりそうですが・・・

そんな帰り道、早く帰りたい気持ちが少し溢れて急ぎ足になった時、ふとサイドミラーに目をやると赤色灯を回した車が迫ってきております!これは絶体絶命、すぐにアクセルから手を放し減速、平静を装います。

そこのバイク左に寄せなさい

と言われるのを覚悟していましたが、そのまま通り過ぎてくれました。
危機一髪でしたが、無事標語を達成して、アパートに到着、最後にK君に感謝を込めてバイクのオイル交換をして返却いたしました。


南(奈良・法隆寺)

今回は、北編で最高のドライブ体験をした私はまたK君にバイクを借りてドライブに出かけようと決めます。
やはり快く貸してくれる彼、嬉しい限りです。友達のC君も一緒に行こうと誘ってみたものの、「寒い」とだけ言われ断られてしまいます。そう、今回は冬の頃に決行されたバイク旅なのです。
前回とは異なり目的地はあらかじめ南と決め、距離はおおよそ70キロ程度、奈良県法隆寺を目指します。

颯爽とバイクにまたがり出発です。
まずは1号線を南下、ここは交通量がとても多くもちろん信号にも頻繁に止まります。京都を越え、奈良に入ってからもまったく気持ちよく走れません。
そう、いつまでたっても街なのです交通量が多いということは、空気も澄んでいるとはお世辞にも言えません。前回の旅で得た心地よさを求めて旅に出た私は、そうそうに失敗したことに気づきます。

とは言え、引き返すのもおかしいので目的地へとバイクを走らせます。そして目的の法隆寺に無事到着。しかしもう拝観の時間は過ぎております・・・

踏んだり蹴ったり、帰りましょう。季節は冬、暗くなるのも早いのです。
帰り道はすっかり夜、おまけに寒い、友達の言った言葉はおおむね当たりですし、来なくて正解だったでしょう(笑)

クリスマスシーズンだったのか、帰り道の途中にキレイなイルミネーションが見られたのは少し心がほっこりいたしました。
今回も無事標語を達成しアパートにつきます、温かい風呂に入り冷えた体を温めてゆっくり眠りましょう。
 
以上、大学の時に行った原付旅の話でした。両極端な結果にはなりましたが、どちらも貴重な経験となりました。またバイクに乗る機会があれば山道を気持ちよく疾走したいですね。

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