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【旅日記】本州四端踏破ラリーの旅・東【岩手】

今回は岩手県に旅をしたときの事を書いていきたいと思います。目的は本州最東端を目指すこと、そしてわんこそばを食することです。本州最東端は四端の中で難易度は圧倒的に最難関です。
主要駅・空港からの距離、そして岬までは車を最も近い駐車場に止めてから山道を歩くこと片道1時間を要します。普段運動不足で登山経験もない私は出発前から戦々恐々としているのです。

0日目

当然のように仕事をこなした後、新幹線に乗り込み伊丹空港へと向かいます。翌日のフライトが7時頃なので岡山を始発で出たとしても間に合いません。今回は姉ハウスではなく伊丹空港内のホテルに宿泊です。
22時頃に空港に到着、人気の少ない空港というのも珍しく少しウキウキします。ご飯とお菓子をコンビニで購入して、次の日に備え今日は早めに布団にはいります。


1日目(トドヶ崎・わんこそば・初駒)

早朝に起床、私が乗った中で最も早い時間の飛行機となります。寝起きが悪くなくて良かったなと思える瞬間でもあります。
搭乗手続き等を無難にこなし飛行機に乗ります。
私の経験上なのですが、飛行機から降りるとき前方の方が早めに降りられるので少しでも急ぎの時は前方の方を指定することをお勧めいたします。通路側ならなおさらよしです。

そんなこんなで8時半にはいわて花巻空港に到着、早速レンタカーを借りて本州の最東端であるトドヶ崎(魹ヶ崎)を目指します。が、その前に本州最東端到達証明書をゲットするべく宮古市は宮古駅に立ち寄らなければなりません。
まずこの宮古駅に行く時点で100キロ以上の道のりをロングドライブ、道は走りやすくて快適ではあるものの決して近い距離ではありません。

駅について観光案内書にて証明書を購入した後、さらに30キロほど運転して姉吉キャンプ場という所に向かいます。このキャンプ場の駐車場から片道約1時間のハイキングが始まります。

始まりの地


山道を歩くのは小学生のころ以来というくらい慣れていませんし、その上事前に調べた看板の写真に写るは熊注意の文字・・・
怖すぎるのでクマよけの鈴を事前に買っており、準備万端でいざ入山。歩いている途中人とまあまあすれ違いますが、あまり皆様クマよけの鈴をつけてはおられません。
確かに山道も想像していたよりは険しくなく、勾配はあるものの結構歩けてしまうし、平和な道です。
しかしせっかく買ったクマよけ鈴、私は綺麗な音色を響かせながら歩いて行きます。
時折、木々の隙間から海が見えたり、トドヶ崎まであと〇〇キロなどの看板を見かけたりすると、疲れも少し吹き飛んでまた足取りも軽やかになります。

美しい!

そしてついに目的地である本州最東端に到着、視界は開け、綺麗な海と灯台が目に飛び込んできます。歩いてきた分、他の端っこでは味わえない達成感があります。天気も晴れていて、言うことありません。
灯台のベンチにあった旅ノートに何かしらをさらりと記しつつ、少しの間景色を眺めて過ごします。

歩く価値あり


休憩を終えて、歩いてきた道のりを帰還します。来た道をただ帰るのは若干テンションが下がりますが、帰り道では今から行く人に挨拶をしつつ、「もう少しだ、頑張って」などと心の中で声をかけ、勝手に応援していると1時間はすぐ立ちました。
車に帰ってきて飲み物を飲みながら、たまにこのくらいのレベルのハイキングならまた行ってみるのもありだなと、すがすがしい気持ちになったところで。最東端の地を後にします。

疲れた体に鞭を打ち、今度は盛岡市内を目指して車を走らせます。この移動距離も100キロ近くあり、時間はどんどん流れ、市内に着いた頃にはもう夕方でご飯時になります。
盛岡に来たのは他でもありません、わんこそばチャレンジをするためです。テレビなどで見かけて1度は挑戦してみたいとずっと思っていたので、かなり楽しみです。
今回お邪魔したのは初駒というお店、100杯食べると手形をもらえるということで、それを目指して頑張りたいと思います。
わんこそばは10~15くらいで普通のざる蕎麦1枚分くらいということですので、目安は約8か9枚くらいでしょうか?ちなみにテレビで見るようにひたすら高速で食べる必要がないということと、薬味やおかずが非常に充実しているという点が驚きでした。

充実!


いよいよスタートです。1杯あたりの量は想像以上に少なく蕎麦がどんどん喉を通り過ぎていきます。
店員の方の独特の掛け声も相まって30杯・50杯と軽快にお椀を重ねていきます。
60杯・70杯も薬味で味を変えたり、他のおかずを少しつまんだりしながらさらにお椀が机に溜まっていきます。
店員さん曰く初めの壁は70~80杯とのこと・・・確かに言いたいことはかなり伝わってきます。お腹の方は蕎麦で満たされています。小食の方はこの壁を突破できるかどうかが100杯への関門かと思われます。小食の方はそもそも目指さないかもしれませんが(笑)
しかし、ここで私はまだ倒れるわけにはいきません。
80杯・90杯、普段からそこそこ食べる自覚があるので満腹感は感じつつも、苦しさはありません。
さあ100杯に向け最後の10杯!もう薬味もおかずもありません。ひたすら食します、蕎麦・蕎麦・蕎麦・・・無事に100杯を突破、記念にもう2杯追加して私の挑戦は終了となります。まだもう少しいけた感じもあるのですが、美味しいと感じながら食べられる分岐点と、明日への影響を考えてここで辞めます。
しかし、本当に限界までいったら何杯なのかも気にはなるのでいつかまた試してみたいですね。

よくできました

1日目の大移動旅程はここまで、盛岡のホテルに1泊です。


2日目(小岩井農場)

本日はお昼には花巻空港を飛び立つので、観光箇所は1か所だけになります。誰しも1度は聞いたことはあるであろう、小岩井農場にお邪魔します。飲料などで有名ですね。盛岡市から車で約30分という意外にも近い場所にあるのでアクセスは良いです。

朝チェックアウトを済ませ、早速出発です。農場に近づくにつれて道の雰囲気が変わるのですが、これが非常に美しいです。両端に芝が広がり、季節は紅葉の頃だったのでその先の山々が赤く色づいている中、天気にも恵まれた私は最高の朝ドライブを楽しみます。



農場に着いてからは、平日の午前ということでまだ人もまばら、貸し切り気分で長閑な場内を散策します。羊や牛がたくさんいます・・・牛ってほとんど動かないのですね。午前だったからなのでしょうか?(笑)場内を1周散歩した後、軽食にピザをいただき、牧場を後にします。
 

時間がゆっくり流れます


後は空港に向かって岡山で安全に変えるだけになります。今回は自然を満喫したような旅となりました。たまには体を使ってエンジョイする旅もありかもしれないなと、私に新境地を見せてくれたかもしれません。
岩手にも水族館がありましたが、かなり遠かったので今回は断念、次回の楽しみとします。
さて、岡山に着いてもまだ夕方時、今日は疲れを癒すためしっかり眠りましょう。

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