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【旅日記】本州四端踏破ラリーの旅・北【青森】

今回は青森に旅をしたときの事を書いていきたいと思います。目的は未開の地、青森の観光、そして本州最北端である大間崎への到達です。四端のなかでは若干アクセスが悪く、目的地まで駅や空港から時間がかかるため少し難易度は高めとなっております。

0日目

仕事を終え、明日のフライトに備え空港の近所まで移動をします。
今回は県営名古屋空港から飛び立ちます。名古屋にはセントレアという空港もありますがそちらではございません。セントレアにもいつか行ってみたいですが・・・ホテルに着いたのは23時過ぎ、明日は早いので本日はすぐに就寝します。


1日目(浅虫水族館・ワラッセ・十和田湖)

7時台のフライトなので早朝に起床、バスに乗って空港まで行きます。搭乗する飛行機はFDA、この空港はFDAが主に発着しているようです。

約1時間半のフライト後無事に青森空港に到着、ここからレンタカーを借り、長い道のりを観光しながらドライブしていきます。


最初に目指すのは定番の水族館、その名も浅虫水族館。車を走らせること約1時間で到着、この水族館もこぢんまりとしていてとても可愛らしい雰囲気です。
イルカショーにたまたま時間が合ったのでそのまま鑑賞、イルカの賢さに感動です。ショースペースが劇場のような形で室内にあるというなかなか珍しい水族館でございます。

可愛らしい雰囲気


魚たちに癒された私が続いて向かったのは“ねぶたの家ワラッセ”というねぶた祭りの資料館のような所でございます。
その名の通り大型のねぶたが多く飾られており、大迫力となっています。館員の方が和太鼓を叩くようなパフォーマンスもあり、少々気持ちも鼓舞されてきます。
ねぶたは大きいだけでなく、とても色鮮やかで細部まで丁寧に作られており感心させられます。実際のねぶた祭の迫力には遠く及ばないのでしょうが、その雰囲気を楽しむことは充分にでき非常に満足です。

実際の祭りにも訪れてみたいですね


気持ちの高ぶりをそのままに、今度は車を南に走らせ秋田県との境にある十和田湖を目指します。
秋田県の田沢湖がとても綺麗だったのを思い出し、どことなく期待が膨らみます。十和田湖までは約50キロの道のり、途中からは山道に入るのでこれといった渋滞もなく快適なドライブが続きます。

1時間半ほどで十和田湖に到着、湖畔を散歩するとこの日は風がとても強く、水面も激しく波を打っています。
5月ですがここは東北、雪も少し残っておりまだまだ寒さも感じられます。湖は期待通りとても綺麗ですし、木々に囲まれ空気も澄んでいてかなりリフレッシュできます。十和田湖はそこそこに広いので1周する時間はございません、次回は秋田県側から望めればいいですね。

スワンも揺れております


私の中で湖最高説がやや確信に変わったところで、ここからはひたすら北上、いよいよ大間崎を目指します。
距離にして約180キロ!14時半に出発して休み休み走り、ホテルに到着したのは18時半。なかなかハードなドライブとなりました。
本日宿泊するのはサンホテル大間、運転の疲れを癒すためご飯を食べた以外は特に何もせず、早めに布団に潜り込み1日目は終了となります。


2日目(大間崎・恐山)

大間観光土産センターの開店に合わせ、8時にホテルをチェックアウト、最北端の地に向かいます。
天気は曇り、驚くほどに風が強くはっきりいって寒い、台風のようです。寒がりの人は厚着推奨!
まずは土産センターにて最北端到達証明書をゲットします。店員さん曰く風の強さはあるあるだそうです。その後岬に向かい、海を眺めながら「あっちは北海道か~」と思いをはせ、いつか稚内は宗谷岬に行ってみようと心に決めたのです。

強風です


風に飛ばされそうになりながら車に戻り、次は恐山に向かいます。1時間ほど車を走らせると到着です。

この恐山、なんとなく名前の響きと少しの予備知識だけで訪れたのですが、私の今まで数多く巡ってきた観光スポットの中でもナンバーワンの場所だったと言えるでしょう。

中に入ると今まで出会ったことのないようななんとも不思議な光景が広がります。壮大さ・美しさ・不気味さ・恐ろしさ、様々な感情が沸き上がってきます。
静けさと辺りに漂う硫黄の匂いが相まってそれらをより一層引き立ててくれます。好き嫌いは分かれそうな場所ではありますが、私は他では体験のできないあの独特な世界観に魅了されてしまいます。
旅から帰って聞いた、恐山は霊場で死者の魂が集まる場所?というのがとても納得させられる場所でした。

異空間でした

さて、ここからは帰路に向かって走り出します。帰りのフライトは青森空港ではなく、青森県の東側にある三沢空港です。そこから羽田空港に飛び、乗り継いで岡山空港へと帰る予定です。飛行機の乗り継ぎは初めてのことですでにテンションが上がっております。

最後のドライブは約100キロ、2時間の道のりとなります。疲れた体に鞭打って車を走らせます。
途中道の駅で青森のB級グルメであるバラ焼きなるものを頂きます。こちらは牛肉と玉ねぎを炒めたものに甘辛いたれをかけて作られたものです。もちろん美味、肉肉しさもありガッツリ系で、体力チャージにはもってこいです
長い旅もいよいよ終わりが近づきます。

三沢空港へと到着、レンタカーを返却して、出発手続きも済まします。ここは小さい空港でお客さんもまばら・・・ふと見ると荷物を預かる係りのお兄さんがうとうとと座りながらお昼寝をしています(笑)
なんとも微笑ましい光景だなと心が温かくなります。(上司にばれたら怒られそうですが)

お土産屋さんの紙袋のデザインが秀逸


 
予定通り順調に飛行機を乗り継ぎ、岡山空港へと帰ってきました。空港までは彼女に迎えに来ていただき、至れり尽くせりです。今回は本当によく運転した旅でした。しかし、その分多くの場所を回れましたし、満足度は高いです。最北端の地も良かったですが、なんといっても恐山が今回は一番印象深かったですね。さて、運転で疲れた体をしっかり休めて眠りましょう。

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