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【感情との対話】感情との対話をしていなかった頃の話。

みなさん、こんにちは。ご訪問いただきありがとうございます。現在Reapraという事業投資会社に所属している小堀です。

今回の投稿では、『感情との対話をしていなかった頃の話。』というタイトルで、自分の経験を交えながら「感情との対話をしていなかった頃に、どんなことが自分に起きていたのか?」をnoteさせていただきます。今回も最後までお読みいただければ嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

自分が高校生だった頃の話。

中学生の頃、学業やスポーツでもそれなりの成果を残していました。そんなボクが入学した高校は、地元では有名な進学校。特に数学が強いことが有名で、地元では「数学の◯◯高」と呼ばれていたほどです。入学したての当初は、それなりに夢や希望を抱いていた気がします。

ただ、自分が思い描いていた高校生とはまたく別の高校生活を送ることになりました。いま考えると当たり前なのですが、進学校のため、周囲は優秀な人ばかり。高校に入って初めてのテストでは真ん中くらいの順位だったのですが、その後も少しずつ成績は悪くなり、下位から数えたほうが早いぐらいまで順位は落ち続けました。一体なんの習慣だったのか今でも謎なのですが、テストが実施される度に点数と名前が教室の掲示板に貼り出されていたので、自分にとってはめちゃくちゃストレスでした。

また、スポーツも、当時は柔道部に所属していたのですが、中学生の頃には試合で勝っていた相手が柔道の強豪校に進学し、高校ではまったく勝てなくなりました。

中学生の頃に自分を支えていたふたつの柱が少しずつ壊れていくのを感じ、それに伴って自信も失っていきました。結果としてひとりでいることが多くなって、苦しい胸の内を誰にも話すことができずに、自分の殻に閉じ籠もるような生活を続けていたのを今でも覚えています。

その頃の状態って…。

最近、「感情との対話」の学習を進めるために参考にしている本があります。(不安とうつの統一プロトコル―診断を越えた認知行動療法ワークブック)この本は、うつ病患者の方が日常生活を取り戻していくためのワークを具体的な例を交えて紹介しています。この本の冒頭で、うつ病のいくつかの症状を書いているのですが、高校生の頃の自分に当てはまることが驚くほど多かったです。

当時の自分は、苦しい胸のうちを他者にさらけだすことができずに、常に不安な状態でいたように思います。あまり夜にぐっすり寝れた記憶も無いですし、過食と胃腸系の消化不良も重なり、人生で最大の体重(95kg)に達したのも高校生の頃でした。また、高校3年生の頃に母親が生死を彷徨うような交通事故にあったこともあって、そのショックから一時期は精神科にも通っていたこともあります。

ご紹介した本を参考にしてみると、当時の自分は複合的に色々な状況が重なり、それが身体にも心にも影響を与えていたんだなぁと振り返ることができました。

誰にでも起こりうる話だけど、とても大事なこと。

ただここまで振り返ってみると、自分の身体と心に起きたことって誰にでもあることなのではないか?と感じました。学生であれば学業やスポーツ、社会人であれば仕事のこと、どんな人でも人間関係や家庭のことで悩むことはよくあるはずです。

自分の場合は自分の特性が要因になって、学生の頃に社会との接点が少しずつ減っていき、上記のような状況を引き起こしていたとは思いますが、何かがきっかけになって閉じこもってしまったり、誰とも関わりを持ちたくないと感じてしまうことは誰にでも起こりうる話だと感じています。

大事なのは、他者の助けをもらいながら自分の状態に気付き、その時々の感覚や感情と対話しながら他者や社会とつながり続けることで、自分や現状をより良く変えていくことだと思います。もちろん、それが難しい場合はその状況から一旦距離を取ることも大事なことです。

高校生の頃の自分を振り返ることで、「感情との対話」の重要性に改めて気づくことができました。

結び。

今回は、『感情との対話をしていなかった頃の話。』というタイトルで、自分の経験を交えながら「感情との対話をしていなかった頃に、どんなことが自分に起きていたのか?」をnoteさせていただきました。

本を参考にしながらではあったものの、自らの見たくない過去を覗きにいき文章に落とし込んで公開することは恥ずかしく、心理的なハードルもかなり高かったです。ただボクの場合は、それをすることが辛いと打ち明けられ、「だからこそ人に寄り添えるよね」と声をかけてくれた人がそばにいたことで、文章にすることができました。

この体験は、自分がこれから実践していきたいと信じられている「感情との対話」に十分な意味づけを与えてくれるものでした。

もしボクのnoteを読んでいただき、感じたことや考えたこと、「こんなことを話してみたいな」と思ってくださった方がいれば、ぜひご連絡ください。一緒に何かを学び合えたらとても嬉しいです。

▼連絡先
メール:yuto.kobori@reapra.sg
facebook:https://www.facebook.com/yuto.kobori/

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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