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【感情との対話】手綱を手放すということ

みなさん、こんにちは。ご訪問いただきありがとうございます。現在Reapraという事業投資会社に所属している小堀です。

今回の投稿では、『手綱を手放すということ』というタイトルで、業務中の対話のなかで気付いたお話をnoteさせていただきます。今回も最後までお読みいただければ嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

ある日のMTGで感じたモヤモヤ感。

ボクは仕事柄、MTGをする機会が非常に多いです。一緒に働いている仲間も含めて、1日中MTGをして終わり。なんて日もよくあります。

いつもと同じようにMTGをしていたある日、自分のなかでモヤモヤした感情が湧き上がってくるのを感じました。

「なんだかうまく対話を進められていないなぁ」

もともと想定していたアジェンダやそのMTGでのゴールに向かって進められている感覚がなくて、どう進めていけばよいのかを考えながら対話していたのを覚えています。

このあとどう返答しようか、どう質問したらうまく進められるか…などを考えていた時、ふと自分のなかにあるイメージが湧いてきました。

「あ、オレいま、めっちゃ手綱を引っ張ろうとしている」

それに気付いたので、あくまでもイメージの世界の中でしたが「じゃあ手綱を手放してみよう」と思ってパッと放してみたところ、まずは自分の気持ちがとても軽くなり、対話者ももの凄くオープンに色々なことを対話してくれるようになってとても充実したMTGになりました。

これまでの自分の対話スタイル。

特に社会人になってからのイメージが強いのですが、MTGに臨む前には、「そのMTGのアジェンダが何か」「ゴールはどこにあるのか」「そのゴールにたどり着くにはどういう対話をすればよいか」「対話する人のコンディション仮説は」などなど。多くの事前準備をしてからMTGを実施することを教えられてきました。(自分だけではなく、多くの方がそうだと思います)

決してそれを否定するわけではないのですが、そのやり方は「自分が手綱を強く握り、目的地に向かって強くリードしなくていはいけない」という思いが行き過ぎてしまう可能性もあるのではないかと感じます。

そうなると、本来は同じ目標を掲げ一緒に走っていきたいと同じく思えている人との対話においても、あたかも自分が手綱を握る騎手で、対話者は馬のような関係性になってしまい、対話者の当事者意識や主体性が削がれてしまう場合もありそうです。(自分が騎手で、相手が馬だなんてめっちゃ失礼。。。orz)

「対話がうまく進められないなぁ」という感情(モヤモヤくん)が、自分の対話スタイルに気付かせてくれるきっかけとなった出来事でした。

色々な対話の仕方。

この出来事をきっかけにして、自分の対話スタイルを振り返ることができたのですが、同時に難しく感じてしまうケースもありそうな気がしています。もしかすると、人によっては「強くリードして欲しい」という場合もあるかもしれません。

手綱を放すという行為(自分の場合、『手綱を放す』ための具体的な行動は、対話の間を意図的に置いたり、相手の目的を整理する問いかけをしてみたり、相手の現状の感覚や感情を把握してもらうための問いかけをしたりしています。)が良さそうだと思いながらも、それが当てはまらないケースのときはどうしようと思ってしまったのですが、「その時はリードしよう」ぐらいにゆるっと構えて対話に臨もうかなと今は考えています。

対話者との関係性や対話の場面、もしくは対話者のコンディションなどによって対話中に状況がくるくるくるくる変わることを前提にして、時には自分がリードしたり、相手にリードしてもらったり、もしくは一緒にリードし合ったり…その時々の状況や変化に敏感になりながら色々な対話の仕方を引き出せるようになれればなぁと思います。

結び。

今回は、『手綱を手放すということ』というタイトルでnoteさせていただきました。

少し余談になるのですが、ボクはパワーリフティング(スクワット、ベンチプレス、デットリフトという筋トレの種目の合計重量を競う)というスポーツをやっています。その世界でとても有名な人が、「シャフト(重りをつけるバー)がどこに行きたいのか見極めろ」ということをおっしゃっていました。どうしても重い重量を挙げようとするときには力に頼ってしまうのですが、それよりもシャフトとしっかり対話して一体になることの重要性を示唆しているなぁと思って、なんだか今回のnoteとの印象的な重なりを感じる言葉でした。どの場面や状況においても、あらゆる物事と一体になることの重要性は同じなのかもしれません。

もしボクのnoteを読んでいただき、感じたことや考えたこと、「こんなことを話してみたいな」と思ってくださった方がいれば、ぜひご連絡ください。一緒に何かを学び合えたらとても嬉しいです。

▼連絡先
メール:yuto.kobori@reapra.sg
facebook:https://www.facebook.com/yuto.kobori/

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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