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「感情と対話」をテーマにしている理由と背景。

みなさん、こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。現在Reapraという事業投資会社に所属している小堀です。

前回の記事では、自分が「感情と対話による助け合い」をテーマに学習していること、具体的な挑戦について書かせていただきました。

今回は、「感情と対話」をテーマにしている理由と背景についてご紹介します。結論から理由を申し上げると、初学者の立場でこのテーマを学習し続けることで自分と社会との接点が増え、しかもその接点が深まっていくのではないかと信じられているからです。これから、そのテーマが紡がれた背景も含めて書いていきます。

いまの自分を形成した幼少期の出来事

「感情と対話」をテーマにした理由を書いていくために、Reapra社内で実施されているFD(*)を通じて見えてきた、いまの自分を形成したであろう出来事を振り返ってみたいと思います。

*FD:ファウンデーションデザイン。Reapraで当事者の将来ありたい姿を見出すために取り入れられている手法のひとつ。実現したい将来を見出すために当事者の過去から現在までを遡る(詳しくはこちら

4、5歳ころの事です。当時私は北海道札幌市に住んでいて、毎年冬になるとスキー合宿に幼馴染と行っていました。

ある日、いつもと同じようにその幼馴染とバスに乗ってスキー場に移動しようとしたところ、「今日は◯◯ちゃんとは一緒に行きたくない」と心に感じたことをそのまま口に出しました。(なぜ当時そのように思ったかは不明です。。。)

それを聞いた幼馴染はめちゃくちゃ落ち込んでしまい(いまでもバス停のベンチでうなだれるように落ち込んでいたのを思い出せます)、私は付添で来ていた母親に怒られました。

これだけ見ると小さい頃によくある出来事のようにも思えますが、当時の自分には、「自分が心に感じたことをそのまま言うことは良くないことなんだ(他者を傷付けたり、母親のような身近な人に怒られてしまう)」と強く心に印象付けられました。

この出来事を起点にして、「感情を出すことは良くない」ということを段々と自分のなかで強くしていくことがその後多くありました。

大学受験での成功体験

一方で大学受験の際に、「感情を出すことは良くない」ということを思い続けた結果、自分にある武器が備わっていることに気付いた出来事がありました。大学受験のためにやっていた論文対策です。

自分でも不思議なほど、どんな文章を書いても何度も何度も担当教官に褒められました。ある日サボって他の人の文章をパクって提出したところ、「君らしくない文章だ」と一喝されたほどです。

このとき、「感情と出すことは良くない」が「物事を整理したり抽象化したり、論理立てて説明することは良いこと(≒社会的に価値のあること」だし、しかもそれは自分は得意なんだと自分のなかで大きな気付きになりました。

結果的に、その武器が活用できる場面(大学や大学院、社会人としての生活など)では、大きくパフォーマンスを出すことが出来ました。

ただ、論理で周囲と繋がることが多かったために、本音では何を感じているかわからないだったり、行動が求められる場面でも思考が先行したり、単純に一人で成果を出すことが得意だったためにチームで協働することが苦手だったり…「幼少期の出来事」と「大学受験での成功体験」によって得られたこともたくさんありましたが、社会との繋がりが限定的になってしまうこともありました。

いま感じているコトとこれから

私は「幼少期の出来事」と「大学受験での成功体験」によって得られたこともたくさんありましたが、いまではさらに社会と繋がり、それを深めていくために学習できることが多くあると感じています。

「物事を整理したり抽象化したり、論理立てて説明すること」を用いて社会との繋がりを持ち強化してきた反面、
・感情をさらけだすこと
・その感情を用いて他者と対話すること
・対話を起点にして周囲と協働すること
などはこれまでやってこなかったが故に、これからたくさん学習できるはずだと信じています。

まだまだ数は少ないですが、これまで自分が学習してこなかったことを実践した結果、小さいながらも報酬(≒感情と対話を用いることで良いことがあった)を感じられたことも、これから学習することを信じられる根拠になっています。

自分がきっかけも含めて30年近くも「物事を整理したり抽象化したり、論理立てて説明すること」で社会と繋がりを持ってきたのだとすれば、「感情と対話による助け合い」それと同等か、それ以上の時間分の学習余白があるし、その分の報酬もあるのでは?と考えているのことが、自分がその学習テーマを選んだ理由です。

以上が「感情と対話をテーマにしている理由と背景」になります!次回は、学習をし始めたタイミングで気付いた、自分の心のなかに内在しているある感情について取り上げたいと思います。


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