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【感情との対話】父性と母性

みなさん、こんにちは。ご訪問いただきありがとうございます。現在Reapraという事業投資会社に所属している小堀です。

今回の投稿では、『父性と母性』というタイトルで、最近の自分のなかで気付いた「父性と母性(特に父性について)」のイメージのアップデートしたお話をnoteさせていただきます。以下のような想いを抱えている人にとってなにかのきっかけになるかもしれません。

・父性や母性について理解したい/興味関心がある
・自分が強くリードしたり/されたりするのが不安、怖い
・父性に対して自分なりに向き合いたい

今回も最後までお読みいただければ嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

父性と母性。

みなさんは、「父性」や「母性」と聞いたときにどんなイメージを持たれるでしょうか?辞書的な意味合いは以下のようです。

子どもの希望や要求を受け入れて、満たしてあげる。この”相手を受け入れ包み込む”のは母性的な愛情表現、いわゆる母性性。一方、「これは良いこと、これは悪いこと」と善悪を教えたり、他人と良い関係を築く上で大切なマナーが身につくよう導くなど、過去から受け継いで来た社会のルール、知恵や文化を与えるのが父性性、父親的な役割です。
引用:https://www.kireilife.net/contents/kyushuouen/hotinfo/21-10.html

それぞれの言葉の使い方や意味についてはもしかしたら解釈の違いがあるかもしれないのですが、ボクも同じようなイメージを持っていました。自分なりの言葉に置き換えるなら、「母性は安心安全を担保してくれて、父性は外界への冒険や探求に連れ出してくれるような存在。しかもそれらは別個に機能するのではなく、両輪揃って初めて機能するもの。」ただ、この言葉は頭では理解しつつも、どうもしっくりこないな、というのがこれまでの自分の感覚でした。

自分のこれまでの父性へのイメージと感情。

その要因のひとつには、自分の「父性」に対する偏ったイメージがありました。具体的には学校や所属するスポーツクラブで、いわゆるその場で「権力を持っている人(影響力のある先生や、監督・コーチなど)」が「強い父性」のイメージとしてあり、「冒険に連れ出してくれる存在」というよりかは制限をかけたり、強く管理監督してくる存在として強く印象づいていたことがありました。(単純に父性は、男性が発揮するものといったイメージも持っていたように思います)

その結果として、「父性」への恐怖や不安を抱くようになり、常に自分が「強い父性」の人にジャッジメントされたり、セレクションをされるような感覚を持ちながら、「父性」に対して向き合うようになりました。

つい最近も自分が所属しているあるコミュニティで、自分の発言に対して「強い父性」の人からのコミュニケーションがあり、(本人はその意図はないと頭では理解しているものの)自分としては「あ、何かジャッジメントされているかも」と感じてしまい、この先に何か得体のしれない恐怖が待ち受けている感覚に陥り、心臓の鼓動が早くなったことがありました。

このイベントをきっかけにして、「父性」に対してどう向き合っていくのが善いのか、ある方と対話をさせていただく機会がありました。その対話を経て気付いたのは、「一般的に権力者と言われる人たちが、何かしらの強い影響をかざして他者に振る舞うのは、本来的な父性ではなく、安心安全も担保しながら新しい世界に連れ出してくれるのが本質的な父性」であるということでした。

この対話のお陰で、辞書的に頭で理解していた「父性」と、自分が過去の人生でイメージしていた「父性」のギャップが明らかになり、自分なりの父性のイメージを持って、これから自分が父性を発揮したり、誰かの父性に向き合ったりするきっかけになったと思います。

新しい父性のイメージとこれから。

対話したことで、自分のなかでの「父性」のイメージがより本質的なそれに近づいたような気がしています。

これまでは「その場で強い権力を持って他者へ強い影響力を与えうる存在」と考えていましたが、いまは「広くて青々とした草原で、お互いにあっち行ってみようよって声をかけて手を取り合いながら歩いたり、走ったりしてくれる存在」とイメージするようになりました。「母性的な父性」や「父性的な母性」というワードが自分のなかでしっくりきています。まさに父性と母性が両輪になっているイメージ。

ボクが常に不安だったり恐怖を感じやすい性格でもあるので、自分への向き合いとしても新しい父性のイメージで語りかけていきたいと思いますし、他者に対しても同じように接することが出来るならば、これまでは違うかたちで社会との接点を持てるのではないかな、と今はワクワクしています。

結び。

今回は、『父性と母性』というタイトルでnoteさせていただきました。

このnoteで取り上げさせていただいた対話のなかで、重要な気付きがもうひとつありました。父性に対する過去の自分を追体験するなかで、「もしかしたらこれは、自分だけではなくて多くの人も悩んでいることなのではないか?」と思ったことです。文化的には威厳ある父親みたいな存在がいたり、スポーツのコミュニティで鬼コーチと呼ばれるような存在がいたり、社会的にそれらが受け入れられた側面もあって、本来的な父性のイメージが変化していったのかもしれません。もしそうであって、同じように悩んでいる人がいるのであれば…と思うと少し心持ちが軽くなり、今回のnoteを執筆する動機にも繋がりました。悩みを抱えている自分をみんなに支えてもらっているような感覚です。

もしボクのnoteを読んでいただき、感じたことや考えたこと、「こんなことを話してみたいな」と思ってくださった方がいれば、ぜひご連絡ください。一緒に何かを学び合えたらとても嬉しいです。

▼連絡先
メール:yuto.kobori@reapra.sg
facebook:https://www.facebook.com/yuto.kobori/

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。



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