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つれづれ!『光る君へ』第七回

もう、土曜日。明日第八話じゃないか~~~
ということで、今週の「光る君へ」感想です。

①直秀の正体
打毬に直秀を突然参加させる道長。直秀も突然連れてこられてこれができるってことは貴族の末席にいるものである、(没落貴族である)的な調査が済んでいるのかな。という邪推。まんざら弟っていうのも口からでまかせではないのかも。(源氏物語でいう近江の君ポジション。近江の君は)
藤原保輔(袴垂)がモデルになっているようですが、本物のほうは別に義賊じゃないし、今昔物語なんかで面白おかしく描かれている盗賊ですね。
そうそう、切腹の最初の人なんてことも言われていますが、どこかでそれもやるのでしょうなあ。
私はてっきり越前あたりの話まで直秀がお付き合いしてくるかと思ってた(都から追い出されて越前に)

②まひろの文章力トレーニング
散楽の脚本家に華麗に転身。一度教わっただけ(その話の面白いところどこ?)でものにするまひろはやっぱり天才なんだな…うらやましい。散楽の使いどころが幅広過ぎじゃね?!

③もののけと貴族
兼家が怯えていました。道綱母とは実際はもう切れていると思いますが、「道綱だから!道綱もあなたの息子だから!!」と言われていましたが、これも直秀フラグでは?とか思ってしまう。
さて、もののけは当時普通にしょっちゅう出てきていて、貴族たちはしょっちゅうもののけに取りつかれては祈祷師?に祓われていましたね。祓うといっても、たとえば『呪術廻戦』みたいに祓ったら終わりじゃなくて、同じ人がなんどもなんども出てきます。
道長もいつも出てくる人は一緒で「あいつがでてきた」「こいつがでてきた」と書いてあるので、それが当然のことだったのでしょう。恨みを買えばもののけが出てくるし、それは何度も出てくるし、生きている限り誰かには恨まれるもの、位の感じかもしれません。
『源氏物語』でもののけに憑かれて、という場面は有名なものでは六条ですが、六条はまだ生きていたし、あれは生霊。ということでしっかり「もののけに取りつかれたので、祈祷師を呼んで祓ってもらう」と描かれた場面はあんまりないはずで、でも、『小右記』やら『御堂関白記』の解説本を見るとしょっちゅうもののけに怯えて生きているので、紫式部にとってはもののけは日常すぎる風景なのかもしれませんね。

④貴族の恋あれこれ
忯子が無くなって、二人の手を緊縄していた布を抱えて泣く花山天皇。そういえば源氏も空蝉の衣を抱えて匂い吸って生きていたなあ。
哀しみの花山天皇を見た、為時がスパイできません!!って言ってたけど、これで花山天皇の前からあっさり追い出されて道兼が入ってくるんだろうなあ…(哀しみの予測)
入内は女を不幸にするという斉信ら。道長も言っていたけど、お前がいうな!!と全視聴者が総ツッコミしたであろう。(4人の娘すべて天皇の后にしていなかったかい?)
恋文を送って無視された!と道長が言っていたが、一回送って叶うわけないでしょ!みんな何度もおくってきているんだぜ!
ききょうに夢中の斉信。
いつか橘 則光(夫)がわかめを全部口に入れるエピが来るな!!楽しみである。則光は斉信の家に勤めてるんだよね。
斉信は清少納言を落としたくて、清少納言がどこにいるのかしつこく聞いたからわかめをいっぱい口に入れてごまかした、あの人です!
ああ、「里にいでまかるに」を話せる日が楽しみだ!では

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