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英語の副効果②~"ザ・日本人"の気遣い屋だった私が、堂々と自分の意見を言えるようになるまで~

こんにちは!
シンガーソングライター
&英語コーチの詠美衣です。

要点を絞って自分の意見をスマートに
"ホウレンソウ"できなかった私が

転職した外資系の会社に入って
それがどんどんできるようになっていった
という前回のエピソードの続きです!

その理由は、「英語」という言語を使って
コミュニケーションしていたのが大きかった
のではないかと今では思っていて、

英語がどんな風に、私のコミュ力やマインドに
影響を与えたのか、ひとつひとつ紐解いてみます!

①上下関係の気遣いがなくオープン&フラット

まず、英語は日本語と比べて
上下関係がないので必要以上に
相手に気を遣わなくていい。

相手が社長だろうと、お互いを
ファーストネームで呼び合う。

日本の会社のように
"平社員がお茶を入れる係"なんて
まるで召使のような風習はなく

コーヒーを飲みたい人が
飲みたいときに自分で淹れて
他に飲みたい人がいれば
ついでにサービスしてあげる…
という社風に

入社当初とても感動したのを
今でも覚えている。

社長が淹れてくれたコーヒーを片手に
友達と話すのとそこまで変わらない調子で
オープン&フラットに会話をすることができるので
当然、自分の率直な意見を伝えやすくなる。

関連記事:
#3【英語と私】私が英語を話しているほうが生き生きしてしまう理由
#4【英語と私】お客様は神様じゃないです、英語圏では

②"遠回しな表現"を作りにくい言語特性

日本語だったら、
「どう思いますか?」と会議で
自分の意見を求められたとき

「それは・・・ちょっと、難しいと・・・
言われていますよ・・・ねぇ…?」

なんて、答えのような
答えになってないような
曖昧な返事を平気で返せるし
周りも「イチ意見」として
なんとなく受け入れてくれる。

でも、英語だと、そもそも
そういう曖昧な文章がないというか

いや、作ろうとすると

文構造がどんどん複雑になっていくので、
自然とそういう
面倒くさい表現をしたい
という気持ちが失せてしまう


といったほうが近いかもしれない。

先の文を無理やり英語で言おうとすれば

"Am...it seems to be said a bit difficult..."

のようになるが、実際、これを書いている私自身
なんだか歯切れが悪くてムズムズする。笑

英語圏の人がこれを聞いたら

「ちょっと(a bit)」って?
どれくらい"ちょっと"なの?

「言われているようです(be said that...)」
って、いったい誰が言ってるの?どこ情報?

と、かなりモヤモヤして気持ち悪いと思う。

考えをまとめるためのつなぎの言葉で
曖昧な表現を使って話し始めることは
あるかもしれないが、そこで終わらせる
なんてことは、ほぼほぼないだろうな…。

もし、ここで終わらせたら
「絶対"?"が漂う変な空気になるぞw」
というのが、言う前からわかってしまうので

Honestly, I think it's difficult because I've heard the news before that...."
(私は正直難しいのではないかと思います。なぜなら、以前こんなニュースを聞いたからです...)

と、最初からスパっ!!と結論を述べて、
そのあと根拠を添えるのが一番しっくりくる
文構造や言葉のリズムになっている

という感じだろうか。

③主語や目的語が必須の文構造

前述の、曖昧な表現を作りづらい言語だ
といえる理由のひとつになるのが、これ。

基本的に必ず主語があり
目的語も埋めなければ

文として成り立たない言語

それらを避けた表現をしようとすると
なんだかパズルのピースが欠けているような
妙な違和感や歯切れの悪さを感じさせてしまう。

特に、大事なのが主語。自分のことを話すとき

必ず「I(私は)」という主語から始まるので

誰でもない「I(私)」が
何を考え、感じているのか、

毎回しっかり捉えるトレーニングが
否応なく自然とできる仕組みになっている。

あと、曖昧な表現ができないといえば、
英語圏の人は見事に「Yes」「No」を
はっきりさせるなぁというのがある。

次回は、「No!」の一言すら言えなかった私が
ザ・アメリカ人の社長にも面と向かってしっかり
「No!」と言えるようになったエピソードを
お話しようと思います。

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