ニュージーランドで事故ってしまったときの対処法① ~自動車保険編~

前回、ニュージーランドでワーホリを始めた当初、車の運転中に事故ってしまった時のエピソードを書きました。

絶対に起こってほしくないことではありますが、万が一ニュージーランドで事故ってしまったときの対処法を書き残しておこうと思います。

車などのメカニックが好きな人はともかく、私のような運転ビギナーは、なかなかわからないことだらけではないでしょうか。しかも、たとえ英語の読解力があっても、海外では日本ほど情報ブログや情報サイトが充実しているわけではないので、検索すればなんでもヒットするというわけではありません。比較的、情報収集能力に長けていた私でも、海外では上手く情報を得られず苦労しました。なので、私の経験をアップすることで少しでも同じような状況で困っている人の役に立てればいいなと思います。

緊急時は「111」番!

こんなの基礎の基礎かもしれないんですが、私は事故当時知らなかったのでその場でググリました^^;日本では「110」番に電話をしますが、ニュージーランドでは「111(ワンワンワン)」番です。覚えておきましょう。

まず、事故、火災、怪我などの緊急事態が起きた場合、すぐにこの番号にコールを。オペレーターが状況に合わせて、然るべき機関に繋げてくれるので、冷静に正確な状況を伝えるように努めましょう。

しかし、あくまで私の経験上ですが、日本とは異なり、ニュージーランドの公共機関は基本的にこちらが期待するような対応はしてくれません。

営業時間内なのに電話が繋がらない状態が続くとか、折り返すといっても一向に折り返してこないとか、たらい回しにされるとか・・・そういう対応にあたることは少なくありません。

そこで、次に頼りになるのは、加入した自動車の保険会社。

自動車の保険会社とプラン


ニュージーランドで一番有名な大手保険会社は「AA(Automobile Associationの)」というところです。

黄色時に黒字で書かれたこの看板を街の至るところで見つけられると思います。そこで会員(メンバー)になっていれば、事故にあったときや車をこすってしまったときなど、簡単にサービスを受けられます。日本でいうJAF的な役割もになっているので、バッテリーが上がるなどして車が動かなくなってしまった際は出張で駆けつけてくれるようです。(それでも日本ほど早い対応は期待できないので要注意です。基本、土日やホリデー期間は仕事しない!を徹底している国なので)


ここで、注意があります!私がそうだったように、日本で運転免許を取ってすぐにニュージーランドに来たという人は、ドライバー経験が浅いという理由で入れる保険会社、プランが限られてしまうのです。

だいたい以下のプランの2つがあるのですが、ドライバー経験が浅いという審査の条件を満たしていないと、サードパーティ(自損は補償対象外)しか加入できない場合があるのです。

●サードパーティ(Third Party)  
対人・対物の損害に対してのみカバーされる三者損害賠償責任保険

 ●コンプリヘンシヴ(Comprehensiv) 
自損、他損に関わらず、フルカバーで保証される総合保険

私は最初に訪れた保険会社「ami」ではサードパーティプランさえも加入させてもらえませんでしたが、次に紹介された「NAC」というところは受け入れてくれました。が、やはりサードパーティだけでした。初心者だからこそフルカバーの保証が欲しいのに・・・と思いましたが、やっぱり向こうもリスクはなるべく負いたくないんですよね。

実際私が事故ってしまったときは自損のケースだったので、事故のときに救済を求めることもできず、修理費も自己負担になってしまいました。

今、免許を持っていないけれどニュージーランドに行く前に免許を取って運転しようと思っている人は、早めに取ってドライバー経験を増やしてコンプリヘンシヴのプランに加入できるようにしてくださいね!(保険会社にもよりますが、最低でも1年以上ないと難しい感じでした)

というわけで、基本的には公共機関のサービスは頼りにせず「自分でどうにかする」ということがニュージーランドでは求められます。日本がいかに平和で便利だったかということを骨身にしみる経験をするでしょう(笑)

まぁ、おそらくニュージーランドに限らず、海外で生活するということはこういった自立を促されるようなシーンに直面することの連続ですので、たくましくなっていきます。笑

次は私のように「自分でどうにかする」状況になった場合、どうやってこの危機を乗り越えればいいのか、ということについて書いていきたいと思います!

サポートいただいた分は、よりこの世界を豊かにするための活動資金に使わせていただきます!活動のキーワード #音楽 #英語 #イラスト #旅 #自然